車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2018.01.10 Wed
 暮れから新年にかけ、中国人に関連する話を聞く機会が何度もありました。中国人達を雇用して事業展開しているMさんと、日本企業に就職してる中国人のTさんです。それぞれの立場から、メディアに出てこない機微に触れた話を聞きました。先ずMさんの話から始めます。

 Mさんがオールチャイナで経営する理由は、中国人が理解できると、オールジャパンで経営するよりも楽だからだそうです。楽というのは、人件費が安いという意味ではありません。日本人より人件費が安いというのは、過去の話です。今は仕事ができる人間を雇えば、国籍が何処だろうと、成果に見合う報酬を支払う必要があります。Mさんのお言葉です。

 「夜中に都内のコンビニに行ってみなさい。店員は外人ばかりです。滅多に日本人に会えません。同じ時間を働くなら、稼げる夜中に外人は働きます。日本人は、楽な時間帯だけ働く。それで年収が上がらなくてもいいと。そこまでして稼ぎたくないと言います。」

 「仕事がキツイ分だけ余分に払うと言うと、中国人は喜んで働き、契約した数字をあげてきます。日本人は駄目です。経営者としてオールチャイナとオールジャパン、どちらが楽ですか?オールジャパンで多店舗展開などしたら、自分が苦しくなるだけです。」

 Tさんの話は、もっと衝撃的です。彼の父親も日本留学しています。日本人の勤勉さや頑張りに衝撃を覚え、尊敬の念さえ抱いたという話を聞いて育ちました。Tさんも日本留学し日本企業に就職して、上司や同僚、多くの日本人に囲まれて生活しています。父親から聞いていた日本人と、今の日本人は違うと言います。尊敬するに値する方もいる様子ですが、定年間近の方ばかりです。年齢が下がるほど駄目で、有名大学卒業と言って偉そうにしてるけど、何も分かってないねという調子で話していました。

 リペゾウは余計な詮索もしませんし、利害関係もありません。だから本音でバンバン話します。一般的な中国人の思考様式から始まり、中国人による民泊、白タクの仕組みや実態等についても教えてくれました。ニュースで取り上げられるのは、氷山の一角です。日本政府がインバウンドに力を入れても、それが国内旅行業者の業績に繋がりにくい背景も理解できました。欧米人観光客もターゲットに入っているとはいつの間にか、想像以上に侵食されています。

 国籍が何処だろうとかまいませんが、問題は彼らが税金払ってないことでして。日本で商売するなら、ちゃんと日本に税金を払わないと税金でインフラ整備をしているからには、ただ乗りは絶対駄目です

続く

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テーマ:生き方 - ジャンル:ライフ
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2018.01.03 Wed
 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。あっという間に1年が過ぎました。ここ2年間は、飛躍しようとしては踏みとどまる状態を続けています。イラつく時期もありましたが、結果から見れば正解でした。事業を取り巻く環境が、急変しました。自動運転車など未だ先の話と思っていたのに、限定的とはいえ、東京オリンピック時には実現しそうです。自動運転車がもたらすインパクトは様々ありますが、車のコモディティ化が加速します。

 100年前、黎明期の車は栄華の象徴であり、整備に携わる者は栄光に包まれていました。リペゾウが子供の頃の50年前でも、車は一家の富の象徴でした。早く免許取って乗り回したいと思っていたし、東京モーターショーに行った友達の話を、ワクワクしながら聞いたのも懐かしいです。車は凄く特殊な物で、整備士も憧れの対象でした。

 時が流れて一家一台から、一人一台の時代へ入っていきます。この頃から微妙な変化が現れだします。免許取りたての方に「どんな車が欲しいの?」と尋ねると、「なんでもいい」と返答する若者が出始めました。最初は覇気の無い奴と思いましたが、同様の話が次々と入ってきます。彼らにとって車は、もう特別な存在じゃないわけです。普及が進む中でのコモディティ化、つまり一般化と呼ばれる状態です。スマホと車を同列で考える、そういう時代に既に入っていました。

 完全自動運転レベル5が現実化すると、更にコモディティ化が進みます。車に拘りを持ち、お金を掛ける方が激減します。極論ですが、日本中の車が、タクシーを目指します。美観など、そこそこで充分。とにかく早く、そして安く修理。でも安全性には手を抜けない。悪夢みたい状況になりそうで

 もちろん、いきなりそうはなりません。この先10年から15年は、市場が縮小しながら、事業者の淘汰を続けていくと思われます。分岐点に達した段階で急激な変化が起きると予想しますが、プレミアムカーと呼ばれる富裕層相手の市場やマニアックな市場は残ると考えます。でも、その市場は小さいです。同じ場所を目指せば、競争も激しいでしょう。費用対効果を考ると、興味の対象外です。じゃぁ、どうするの?ということで考え続けてきました。

 商売も所詮は遊びです。どうせならワクワクするのを狙いたいです。レバレッジが効きそうなターゲットでないと、リペゾウの血が騒ぎませんだいぶ考えが纏まってきたので、経営計画書を作って融資申し込みました。持ち金では足りないし、他人の金を運用するしかありません。とりあえず必要資金の半分はゲットしました。近日中に残り半分も決めたいです。ゲームを始めるのは、充分な軍資金を確保してからです。


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2017.12.27 Wed
 日車協と国交省の関係についても説明が必要と思い、少し時間を割きました。

 国交省にとっての日車協は、認可を与えた唯一の業界団体です。業界内の問題が発生すれば、日車協に諮問があります。例えば国会の運輸委員会で、「ASVの修理に対応できる事業所の実態はどうなのか?」というような質問があれば、日車協に問い合わせの連絡が入ります。日車協の返答に合わせた答弁が、国会内でおこなわれます。

 日車協以外の団体がASVの修理に対応できる事業所のリストを提出しても、そのリストは使われません。もし使えば、認可の意味合いそのものが問われることに繋がります。国交省と同じテーブルに座り、業界の未来について話し合うことができるのは日車協だけです。認可を自主返上でもしない限りは、今の状態が続きます。

 冷静に考えれば当たり前の話です。自動車関連業種が、国交省抜きで、何かできるのでしょうか?業界環境を良くしたいと思うなら、日車協を通じて活動する以外に、現実的な選択肢がありません。だからこそ業界の力を、ここに集約する必要があります。

 現在、日車協が進めている「先進安全技術対応・優良車体整備事業者制度」に対しては、国交省は全面的にバックアップすると明言しています。国交省が何を求めているのかについても、少し時間を割いて話しました。

 国交省は今、「きちんとした修理に対応できる事業所」の把握を進めています。国交省が考える「きちんとした修理に対応できる事業所」の意味合いですが、ASVの場合は、センサーの取付位置と角度が重要となります。正しい位置に正しい角度で取り付けられているのかどうなのか。その上で、その車が真っ直ぐに走るのかどうなのか。つまりボデーアライメントとホイールアライメントの重要性が、従来よりも増してきます。先ずこの2つの作業がしっかりとおこなえる。そこには当然、強度の復元という意味合いも含まれてきます。

 その上で更に、ASVのシステム全般の良否を判断する能力。つまりASVを構成するAI・センサー・アークチュエータ・ハーネスの良否を判断し、損傷のある部分は新品部品と取り替えて、正しく組み付ける。調整作業をおこない、点検作業をおこなう。このような一連の作業がおこなえる事業所、これが「きちんとした修理に対応できる事業所」となります。このような事業所を、全国に少なくとも1500から2000は必要と考えていると思われます。静岡県内で考えれば、40~50軒。数は多ければ多いほど良いわけです。

 こんな調子で、50分間フルに話しました。けっこう喉が痛みます。人前で話すのは、今回で終わりです。理事長らと相談して、来年度の技能講習インストラクター4名をピックアップしました。依頼の連絡を入れたら、全員が一発回答で承諾してくれました。来年度は、彼らに任せます。一区切りついたし、裏方に回ります。物陰で一人コツコツやってるのが一番好きだし、その方が性に合っています。新陳代謝も必要です。では皆さん、良い年をお迎えください


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2017.12.20 Wed
 先週の続きです
 
 大事なのは、全員が同じ方向を向くこと。それさえできれば、組織全体のブランディングから考えるなら、自然な形でのポジショニング、つまり業界内でのポジション取りが始まります。会員と非会員の差別化は進み、追い風が吹きやすい状況が作れます。組合としては、それで充分です。7つの基準を満たし、帆が張れるかどうかは、会員個々の問題です。

 帆が張れる方は、大きな帆を張ってください。風が吹けば、一気に進めるかもしれない。自力で張れない方も、とくに悲観する必要はありません。これまで同様に、皆さんが良き仲間であれば、周囲に助けてくれる方が必ずいます。自分のできない部分だけを頼めばいいし、帆を張って進みだした方がいれば、遠慮なく引っ張ってもらえばいいです。

 普段から会の活動に全く参加しない。出欠の返事も寄こさない。話した記憶も無ければ、顔もよく思い出せない。そのような状態で何かあった時だけ、俺は会員で会費を払っているとか言われても、会としても困ります。会費を払うというのは、会員として在籍するための単なる最低条件です。 

組合は、相互互助の精神に基づき運営されています。相互互助の精神とは何かと言えば、お互い様ということです。どちらかが一方的に、何かをする関係ではありません。互いに教えたり教えられたり、助けたり助けられたり、そういうことを繰り返していく中で、どちらもレベルを上げていく。これが相互互助の精神に基づく良き仲間です。

 普段から周囲と、このようなお付き合いを心掛けていれば、困っているという話を聞いて、黙って放っておきますか?現実的には、できることと、できないことがあります。でもなんとかしてあげたいと思うのが普通の人です。仲間と思えば、自分のできることはやります。今後も互い良き仲間として、お付き合いを続けていきましょう。

 今回、皆さんに特にお願いしたいことは、「優良車体整備事業者制度」が今年度から始まっていきます。立ち上がりの3年間が重要です。各自が自分のペースでけっこうですから、この事業に対し前向きに取り組んでいただきたい。全員で3年間やれば、そこから新しい芽が必ず出てきます。何一つ兆しも現れないとしたら、それは最初から方向性が間違っていたということです。その時は走りながら、一緒に考えていきます。

 
 組合の役割については、殆どの方が漠然と考えているだけです。だから「メリットは何だ?」とかとかいう勘違い発言が出てきます。元々この会は、個々のメリットを追求する会ではありません。自動車鈑金塗装業界全体のメリットを追求する会です。全体のメリットを追求していく中で、個々がメリットを得やすい環境も発生します。それを利用できるかどうかは、会員個々の問題です。黙って突っ立っているだけの人に、飴玉をしゃぶらせてくれるような親切さは持ち合わせていません。組合が会員に与えるメリットなぞ、駄菓子のオマケみたいものですよ。メリットが欲しければ、先ず自分が動けです

続く


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2017.12.13 Wed
 東・中・西、3会場で行われた静車協・高度化車体整備技能講習会.。午後の座学講習で合計6回、50分づつ話をさせてもらいました。最初の中部会場では考えが纏まっておらず、ぶっつけ本番に近い状態で話しました。回数を重ねるごとに考えが纏まってきて、6回目で満足できる内容となりました。講習時間の2割強を、組合活動について割きました。

 講習のテーマが「技能講習会の意義について」ですから、受講者の皆さんに、日車協連の進める高度化車体整備技能講習への理解と、優良車体整備事業者制度への参加を呼びかけなければいけません。自分自身が納得していない状態では、言葉が空疎になります。頭の中を整理し、他人に喋る前に自分自身を納得させる必要がありました。事前に改めて、組合活動について考えました。

 仕事の合間に考えるうちに、自社の収益活動と組合活動との関りや距離感が掴め、肩の凝りない範囲で活動していける心境となりました。6回目の座学講習で組合活動に関して語った部分だけを、そのまま掲載します。もともと原稿は無く、思いつくままに喋っています。思い出しながら書いていきますので、当日に話した内容と細部は違うかもしれません。大筋は合っている筈です。では始めます。


 もともと組合というのは、個々の事業所では解決できないような問題、業界全体に関わるような大きな問題に取り組んでいくという役割があります。今、業界は逆流の中にあります。前に進みたいのに、後ろに押し流されていく。そのような時だからこそ、背中を押してくれる追い風が欲しいわけです。

 風を吹かせるのは、個々では無理です。日車協という組織全体に国交省を絡めることができれば、もしかしたら可能かもしれない。でも思惑どおりに風が吹いたとしても、その風を受け止めるための帆は、皆さんが自分の力で準備して張らなければいけません。組合はボランティア団体ではありませんから、そこまでの面倒はみません。

 私も皆さんも、頭の中は自分のことで精一杯です。だから最初に考えることは、自分の会社の損得です。各自が自分の会社の収益を上げるために頑張っています。但し、てんでに各自が頑張っていく中で、組合員としての方向性だけは合わせます。

 これだけ車の構造が変わってくると、今後新規の設備投資をしない。新規の教育投資もしない。そのような考え方ではやっていけないことは、皆さんも分かっています。お金は掛けたくないけど、必要最低限の設備投資と社員に対する継続的な教育投資をせざるをえない。この場に居る全員が分かっています。

 ならば、その最低限の投資をおこなう時、この7つの基準(優良車体整備事業者制度の申請基準)に沿った投資を考えていきます。これが、組合員としての方向性を合わせるということです。全員が同じ方向を向いて進むことが重要です。進む速さは、会員個々の判断に任せます。7つの基準を1年で達成できる方もいれば、5年掛けて達成できない方もでてきます。組合としては、それでけっこうです。

続く
 
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