車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.08.03 Wed
 一般ユーザーが愛車を傷つけた時、見積金額を見て驚く場合が多々あります。コツンと軽く当てただけで、10万超えも珍しくありません。事故車修理は高額で、一度に多額のお金が動きます。リペゾウも、周囲から「儲かってるね」なんて言われる事がありますが、実情は厳しいです。

 鈑金工場の収益の大部分は、職人さんの工賃売上から生み出されます。平均以上のレベルの優秀な職人さんの、年間工賃売上総額を計算してみます。前提条件は、指数対応単価¥6500-(時間あたりの請求金額の相場)、年間労働時間2000時間(ちょっと残業)、工場の稼働率60%(かなり高レベル)です。

 ¥6500-×2000×60%=780万円 あれって思うくらい少ないです。小規模工場でも1千万くらいの設備投資をしますから、売上全部はやれません。多少大目に、労働分配率40%で考えます。
  780万円×40%=職人さんの年収は312万円この金額では、優秀な職人さんは雇えませんほんと、鈑金工場の経営は大変です。

 数十年前から、基本的な料金体系や収益構造は変わってません。「昔は儲かった」なんて諸先輩方は言いますが、よく考えてみますと、年間4000時間くらい働いてた職人さんが多いです。長時間労働で稼ぐ、薄利多売の商売だったんですね

 バブルが弾けて、急激に仕事量が減りました。統計値でいきますと、最盛期の60%です。競争が厳しくなり、あちらこちらで安売り合戦です。でもこれは、馬鹿げてます。どんなに安くしても、夜中まで働くほどの仕事量はありません。もう薄利多売は不可能です。これからの時代は、適正利潤の仕事を適正量だけこなして利益を確保する、そんな経営が必要です。

 リペゾウ、定期的に食べ歩いています。値段が高くても、それに見合う満足感を提供してくれるお店には、また行きます。良いお店には、儲けて、長く商売を続けてもらいたいと願います。廃業されたら、楽しみが減るじゃないですか。

 商売の基本は、鈑金工場も同じはず。請求金額以上の満足感を与えられるよう、必死で頑張る。それができるお店だけが残ります。




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