車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.05.11 Wed
 久方ぶりに、職人仲間Hさんの奥さんのお店に伺いました。Hさんを呼び出して、食事しながらの歓談ですお洒落なお店で、若いアベック達が食事したりしてますが、リペゾウは何時もツナギのまま Hさんもツナギ姿でトコトコ。
  
 コルソマルケ38   カフェ コルソマルケ38  http://www.pittorehayashi.com/38

 彼はレストア一筋の職人さん。初対面時から意気投合してのお付き合いです。話しだすと2~3時間があっという間に過ぎ去ります。今日の話題はといいますと、しばらく前に、Hさんの処に弟子志望の若者が来たとの事。メーカーの新車ラインで、塗装後のパネルに凹みがあった時のデント補修を担当してるとの話しで、アルミの捨てパネルを叩かせたら「そいつ俺より上手いんだ」と笑ってました。彼と話していると、こんな感じの話しがよく出ます。「俺より上手い職人は沢山いるよね」とか「自分の仕事は粗ばかり見えてさ、恥ずかしくてしょうがないんだ」…こんな調子で続きます。リペゾウは彼のこういう部分が好きです。自分も同じような事を考えますから、気持ちも解ります。自分の仕事に対する自信と謙虚さ、同時に併せ持つのが職人です。年季が入るほど目が肥えてきますから堪らんです。とてもじゃないが、周囲に俺の腕を見ろなんて自慢できません。

 Hさんの修理した車達は、本場欧米のコンテストでのクラス優勝を筆頭に、数々の経歴に輝いてます。日本中に、腕自慢は沢山いますが、本場で客観的に評価された人は希少職人は結果が全てで、能書き垂れても意味ありません。そんな彼を慕い、数十年に亘り、1千万単位の仕事が入り続けてます。雑誌等のメディアで、何度も取り上げられてきたカリスマ職人ですから、マニアの方なら、もう誰か解ってるんじゃないかな。その彼が「俺の技術は大した事ない」と言います。別に謙遜してる訳じゃありません。二人きりの席での会話ですし、互いに遠慮する間柄でもないですからね。

 レストアという仕事は、リペゾウのやっている事故車修理とは似てるようで異なります。技術以上にセンスが要求されます。デザイナーやファンのイメージの再現ですから、単純に綺麗に直せば良いというものではありません。良いものを食べたり美しい絵や自然に触れたり、更に言えば正しく生きて精神的に豊かな人生を送り、感性を磨く事が必要です。大半の職人さんは、ここが理解できませんから、Hさんには、死ぬまで勝てないでしょう。
 
 これを読んでる皆さん。暇が在ったらコルソマルケに寄ってください。夜に行ってですね、ツナギ姿でウロウロしている人がいたら、Hさんかリペゾウです。


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