車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.03.30 Wed
 永いこと業界に居りますと、魔境に落ちたとしか思えない方々を頻繁に見かけます。最初にお逢いしたのは数十年前ですか。ある方に誘われ、内々の勉強会に出席させて頂きました。有意義な話しもありましたが、そのうち、メンバーの一人が「事故でフロントバンパが当たったら、エンジンルーム内に損傷が及んでいないかチェックする。正確に計測するにはエンジン脱着する必要がある」と話し始めました。当時の私は若造でしたから興奮しました。しかし同時に恐ろしさを感じ、距離をとりました。

 数年前にも電話で相談を受けました。「保険対応でドアの真ん中に軽い掌だいの損傷。板金料金を取替時の70%で請求したいと思うが、スムーズに通り易い見積の書き方を教えてくれ」最初は冗談だと思いましたが、真剣な様子です。正直な話マイリマシタそりゃぁー私だって商売ですから、できるだけ沢山貰いたい。でもね、いくら高張力鋼板で板金が難しいと言ってもね…技術料を請求できるほどの損傷でしょうか?

 どんな商売でも売り手と買い手、二つの立場に分かれます。売り手は高く売りたいし、買い手は安く買いたいと思います。両者の鬩ぎ合いのバランスの中で相場が生まれます。これが普通ですが、板金業界は偏っている。売り手である我々は誰を見ているのか…エンドユーザーと本気で向き合っているのか疑問を感じます。上の2例の様な話しを、自腹修理のお客様に真顔で言えますか?お客様にとり世界に一台だけの車としても、同時に実用品でもあります。町のラーメン屋さんで「うちのラーメンは最高の素材で最高の味をだしているから、一杯一万円を頂きます」と言って商売やり続けられたら、尊敬します。そんな方が居るなら弟子入りしたいが、長続きしないでしょう。

 何処の工場も似たような状況だと思いますが、事故車修理は高額ゆえ、入庫の7割以上に保険が絡みます。支払先が保険会社ですと、お客様も「しっかり修理してくれ」とは言いますが、「安く修理してくれ」とは言いません。でも、だからと言って、工場としてのスタンスを支払い先次第で変更する事は正しいのか?保険修理だから目一杯の請求をするとしたら、保険制度の寄生虫です。

 私達はお客様に喜んでもらえる様、一生懸命、修理します。当然の事ながら汗をかいた分、掛かった費用は請求させていただきます。そして、たまたま支払い先が保険会社だった。これが本来の姿の筈 

 今、時代は料金の明朗化を強く求めています。請求金額の高い安いではなく、エンドユーザーの視点で納得できる説明ができるかどうか…「うちの工場は高額な設備を導入しているから」とか、この程度の説明では単なる自己主張です。お客様は工場に修理を依頼しますが、修理に高額な機器を使用してくれとは言ってません。結果として満足できるよう直っていればいいわけです。真剣に考えないと取り残されます。



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お初です。
御意見の通りですね。
此の記事爺のブログにお借りします。
支障が有れば直ぐに取消しますので連絡をお願いします宜しくお願いします。
2011.04.22 Fri 18:28 URL [ Edit ]
リペゾウ
常日頃から思っている事を気儘に書いてます。支障などありませんので、ご自由にお使いください。
2011.04.23 Sat 07:47 URL [ Edit ]
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