車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.02.02 Wed
 一人一人が別の存在であることを念頭に置けば、サービス業で、もてなすという行為が割に合わないのに気付きます。最高のもてなし=高度な接待=高額な料金請求と連動しているように見えますが、ここには何の保障もありません。言葉を代えれば、人様に親切しても報われるとは限らないという事です。ではサービス業に従事する者は、どのような心構えで接客すれば良いのか?

 茶道の世界にヒントがあります。茶道の本質は、精神世界への徹底した探求です。風流人の称える侘び・寂びを超えた、人生に対する覚悟とも言える徹底さが、血みどろの死闘を日常とする戦国武将達を魅了しました。

    茶室  茶道


 もてなしは心と言います。心にあるから態度にでるとも考えられます。誰もが本質的に持っている、接する人を喜ばせたいという気持ちを素直に出せたら、それが最高のもてなしになる筈です。型や技術も必要でしょうが、先ずは心です。心の篭らないもてなしは、慇懃無礼な感じさえ受けます。 素朴でも朴訥でも結構ですが、これが簡単なようで大変に難しい。何故なら、人間には欲があるから。私も含めて、殆どの人間は我欲の塊です。あれも欲しい、これも欲しい、常に飢えています。欲しいものは有形のものもあれば無形のものもあります。単純に人を喜ばせたいと思いつつも、同時に様々な事柄を考えます。商売となれば尚更です。お客様に気に入られたいと思った瞬間に、心は泥に塗れます。

 物質的な物差し、精神的な物差し、相反する二つの物差しを、同時に持つ事が必要です。仮に、部屋に自分を含め飢えた10人が居ます。パンが一切れ投げ入れられます。他の9人を蹴散らし独り占めしたら、お腹は満足です。でも不安で眠れません。眠ったら襲われるかも …パンを10等分して分け合うと腹一杯になりません。でも安心して眠れるかもしれません。人様に親切して報われない状況でも、物差しを変えると、満足している自分に気付いたりします。

 計算し過ぎない。期待しない。無理しないで自分の喜びの為にやる。昔の人が言いました。「情けは人の為ならず

  
 千利休   この方は偉大だった

 もてなしの心を純なまま差し出すためには、仏の如く悟りを開く境地にまで至らなければ無理な気もします。茶聖と称せられた千利休居士は、この境地まで達しったのでしょう。



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