車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.01.12 Wed
 環境問題に対応するため,各塗料メーカーが、ハイソッリドタイプのクリヤーを相次ぎ発表してます。使い慣れた材料を変更するのは大変ですが、VOCの含有量を一気に下げる事ができます。リペゾウも使用に踏み切りました。

 スターラックス  RM社のスターラックスCPクリヤー

 従来の同社製クリヤーと比べ、1.5倍の樹脂量が混入されています。硬化剤との配合比は3:1ですが、これは見かけ上だけ。RM社の硬化剤は、従来よりハイソッリドタイプが主流で、イソシアネートの含有量は通常の倍です。つまり従来の10:1、3:1、2:1とかの範疇で区切ろうとしても無理。当然の事ながら粘度が高いので、通常のガンでは吹きつけが難しいです。今回使用したガンは、デビルビスのルナ。中圧ガンですから、塗料を押し出す力は見かけ以上に強いです。とりあえずの設定はパターン開度2.0、塗出量開度2.0、手元エアー圧2.0で始めます。使いこんでいきながら微調整します。

 用意したパネルは日産ラフェスタのバックドア。クリヤーは70gを調合します。硬化剤、希釈剤、硬化促進剤、全てを混入して118グラム。カップ内に入れると半分にも足りません。計算上は充分に塗装できる筈ですが、不安です足りるのかな?

 ラフェスタ バックドア 塗装前  ガン内 クリヤー 1

 塗装回数は1.5回。軽くバラ吹きし、フラッシュオフタイムを取らずに仕上げ塗りです。作業時間も短縮されます。

 ラフェスタ バックドア 塗装後 1  ガン内 クリヤー 2

 塗り肌は吹きつけ後に伸びます。最初はと惑いますがコントロールできる範囲での変化です。じきに慣れます。かなり高級感のある肌ですから、軽等の大衆車を塗る時は注意が必要です。綺麗になり過ぎてしまう  驚くべきは、その使用量の少なさです、まだ1/3近く余っているじゃないですかモッタナイデッアフリカの叔母さんに怒られてしまう。調合し過ぎに気をつけないと。

 ドアパネル1枚塗装に50gを考えればいいだろうと思われます。この量で綺麗な肌が作れますし、膜圧も充分に付きます。従来品に比べ、塗装後の肌伸びがある点は慣れが必要です。乾燥時間は従来品より長め。磨き易さは同程度ですか。



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 2014年現在では、パターン開度2.5、塗出量開度3.5、手元エアー圧2.0で塗装しています。殆ど全開状態です。希釈率を+20%にして使用しています。その方が、自分の塗り方には合います。

 車格による肌の違いをだすのに苦労しましたが、ガンの運行速度の差だけで対応しています。他は変えません。ポイントは、必要最低限以上に、塗り肌を見ない事です。塗りながら肌を作ろうとすると、失敗します。作った肌が更に伸びて、カローラの肌がレクサスになります。ですから見ないで、一定のリズムを崩さないように、ある意味、適当に塗る方が、結果として良いです。
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