車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2010.10.20 Wed
 カラーはマツダの20P、イノセントブルーです。ネットでRMカラーエクスプローラーに接続しますと、基準色とティントカラーが2つ、合計3種類のカラーデーターが表示されました。指示に従い、3種類のカラーカードを選出します。

 20P 3色  一番左が基準色のティント1、続けてティント2、ティント3
  
 基準色T1に比べT2は青味が強く、T3は赤味が強いです。この3枚のカラーカードの中で修復中の車両に最も近いのはT3です。オリジナルボデー色と見比べて見ますと…

 RX7 色見本  左がカラーカードで、右がオリジナルボデー色です

 写真ですと、撮影条件で色相等が変化します。解り辛い部分もありますが、オリジナルボデー色の方が、更に赤味が強い状態です。この程度の色差なら、ボカシ塗装すれば判別できなくなりますが、今回は、更に調色作業を進めます。調色作業で比色する時の観点は、明度、彩度、色相、メタ感(メタッリク、パールの場合のみ)の4つです。

 T3とオリジナルカラーを見比べますと、明度、彩度、メタ感には違和感がありません。色相のみが狂っています。言い換えますと明度、彩度、メタ感は現状のままで、色相のみを赤方向に移動させたいわけです。30年前の自分なら、迷わず赤色の原色を追加し、きっと苦労したと思います。今は、先にT3の配合表をチェックします。

 T3は8種類の原色を混合して作られていますが、このうちの3種類の原色が色相に影響を与えています。2種類の青色原色(400と406)と1種類の紫色原色(300)です。赤色の原色は配合表に見当たりません

 この時点でハッキリと解る事は、赤味を強くするために赤原色を追加する事は危険を伴うという事です。絵画の世界の話ですが、素人目にも印象派の画風は明るく感じられます。これは純色の組み合わせにより、あらゆる色相を再現しようとしているからだと思います。純色ほど彩度は高く、濁色の彩度は下がります。配合表に記載されている以外の色を追加し、色数を増やせば、間違いなく彩度が下がります。別の表現をすれば「色は合っているけど何か濁ったような感じがして…スッキリとしない」こんな状態に陥ります。配合表に記載されている、3種類の原色の組み合わせ方を変更する事によって、赤味を強くしていきます。
 
続く


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