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車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2018.05.02 Wed
 3月末に掲載した「ミッチェルと自研指数」ですが、時間が取れる状況になりましたので、前回からの続きを書きます。

 自動車鈑金塗装業の料金は、こと国産小型車に関しては、自研指数を基準に算出するのが一般的です。自研指数は買い手側である損保主導で設定された数値であり、売り手側である我々鈑金塗装事業者にとって、納得し難い部分が多々あります。しかし疑問を感じて話し合いを申し入れても、指数値の変更に関しては一切採りあってもらえないのが現状です。

 指数値は公正に検証された結果の数値であるというのが、損保側の基本的な見解です。それに疑問があるなら、裏付けのある根拠を提示する必要があります。損保及び自研センターとの話し合いの場を作り、指数値に、売り手側である我々鈑金塗装事業者の意向を取り入れ補正する方法を探っていました。自研指数の普及度を考慮すれば、指数の全面否定は現実的ではありませんが、改善の余地はあります。

 ミッチェル社発行のガイドブックは、米国自動車鈑金塗装業界の料金算出基準として、半数以上のシェアを取っています。また米国以外の多くの国でも利用されています。自研指数が通じるのは、現状では日本国内だけです。海外に出たらミッチェルです。日米双方で販売されているような車種、例えばトヨタのカムリあたりで比較して、同一作業で倍の数値が記載されていたとしたら、その数値も根拠が無いデタラメと言えるでしょうか。

 もちろんこの話は、ミッチェル海外版に日本車用データーブックがある事が前提になりますが、存在しているのは間違いありません。ミッチェルは米国自動車修理業者の為に、米国内で販売されている車種のデーターブックを発行している会社です。ジャガーやミニのデーターブックがあるのに、トヨタやホンダのデーターブックが存在しないのは不自然です。周囲に現物を見た方がいないというのも、考えてみれば奇妙な話です。

 「ミッチェルガイドブックに記載されている作業時間は、ミッチェル社が独自に計測した作業時間であり、作業時間に対する考え方は日米において異なるため、あくまで参考時間として捉えるようにと」、ミッチェルの前書きに記載されています。日米双方の作業時間に対する考え方の差が、数値差として現れていると要約できますが、この記載に対しては、疑問が湧きます。差が1~2割なら、この理由で納得できますが、倍になるはずがありません。数値差が発生する要因は他にあります。

 記憶が曖昧な部分もありますが、自研センターが設立されたのは1970年代初頭だったと思います。設立前には、当時の自動車先進国である米国を視察しているはずです。基本的な部分は米国から学んだと思われます。それを日本流にアレンジして、現在の自研指数の雛形ができたと推測します。技術の世界は万国共通です。作業時間に対する考え方や計測の方法など、基本的な部分に関しての差は小さいと考えます。同一作業の計測で倍の数値差が発生するとしたらもう要因は1つに絞られてきます。

続く

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