車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2017.04.12 Wed
 マツダのソウルレッドに触発されてですか、各メーカーからカラークリヤーを使用した新色が出てきました。ボカシ塗りで苦労している職人さんも多いと思います。リペゾウも最初の頃は、勝手が分からず苦戦しました。台数をこなした今では楽勝です。この塗装のコツは、焦らず丁寧に、薄塗りを重ねていくことです。ホンダのR565Mのボカシ塗装の作業記録です。使用塗料はRMのオニキスです。

 先に必要量のカラーベースとカラークリヤーを調色し、準備しておきます。今回はカラーベース50グラムとカラークリヤー100グラムを作りました。希釈率は基準の5割増し。かなりシャブシャブです。

R565M (1) 

 カラーベースを必要量だけ、スプレーガンに入れます。

R565M (2) 

R565M (3) 

R565M (4) 

 周辺にミストが飛ばないよう、エアー圧を通常より1割程下げます。吹き付け時の塗膜状態がセミウェットになるよう、トリガーは半クラッチ状態を維持します。サフコート部を隠蔽するように、焦らずに丁寧に塗り広げていきます。

R565M (5) 

 最終的な完成塗膜の膜厚が厚くなるので、1回毎に軽く熱を掛けて水分を飛ばします。送風乾燥よりも加熱乾燥の方が適していますが、パネル温度の注意が必要です。

R565M (6) 

 カラーベースは3回塗りで終了。ここからボカシ塗装に入ります。

R565M (7) 

 ガンに残っているカラーベースの半分量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料①を作ります。

R565M (9) 

 しっかりと、かき混ぜます。

 R565M (11) 

 カラーベースを隠蔽するように、徐々に塗り広げていきます。 

R565M (12) 

 2回塗りで終了です。軽く加熱して水分を飛ばします。まだカラーベースが透けてみえますが、これで充分です。

R565M (13) 

 ガンに残っている混入塗料①と同量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料②を作ります。 

R565M (14) 

 混入塗料①の塗装範囲を隠蔽するよう、混入塗料②で2回塗りします。

R565M (15) 

 必要以上に塗装面が温まってきた様子なので、送風して冷やします。吹き付け時にセミウェットになる状態を維持させます。

R565M (17)

 ガンに残っている混入塗料②と同量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料③を作ります。 

 R565M (16) 

 混入塗料②の塗装範囲を隠蔽するよう、混入塗料③で2回塗りします。

R565M (18) 

 ボカシ塗り完了です。

R565M (19) 

 透かして見ても大丈夫です。。最初から最後までトリガーは半クラッチ状態で、吹き付け直後の塗装面が、セミウェット状態であるように維持します。トリガーを引ききってウェット状態になるほど乗せてしまうと、ブチになりボケません。

R565M (20) 

 混入塗料③の塗装範囲を隠蔽するよう、カラークリヤーで1回塗り。エアー圧は通常に戻します。軽く熱を加えてから、カラーベース内のメタリック粒子が露出し目立つ部分がないかをチェックします。更に範囲を広げ、もう1回塗装します。

R565M (21) 

 カラークリヤー塗装終了です。 

R565M (22) 

 シャブシャブの塗料で薄塗りといえど、合計11回塗り重ねています。内部に籠った水分が抜けきるよう、じっくりと熱を掛けます。

R565M (23)    

 乾燥後に通常クリヤーを上塗りして完成です。

R565M (24)  

 腰を据えて作業すれば、それほど技術的には難しくありません。後日のクレームの心配もありますから、通常塗装の倍の時間を掛けるつもりで取り掛かる方が良いと思います。塗装範囲を、今回の半分くらいまで縮めることは可能です。

 
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