車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2017.03.22 Wed
 前回の続きです。高度化車体整備技能講習講師研修会参加の成果について、一部ですが発表します。先ず最新のASVに組込まれている電子制御システムの概要から話します。

 電子制御システムは、3つのパートに大別されます。外界の情報を取り込むセンサーと、取り込んだ情報を識別し判断を下すコンピューター、そしてコンピューターの判断を実行に移すアクチュエータです。どのパートも重要ですが、最初にセンサーから入る情報が誤っていれば、全てが狂います。全てのセンサーが正常である事が、システムが正しく機能する前提です。ですから修理等でセンサーを脱着したら、取付位置や取付角度が規定値かどうかを確認する必要が発生します。

現在市販されているASVの場合では、前後バンパーや左右ドアミラにセンサーが組み込まれています。今後市販される車も、同様の位置に多くののセンサーが組込まれると予想されます。Googleカーの様にルーフに付いているなら良いのですが、バンパーやミラーとなると修理時の脱着頻度は多くなります。脱着度にセンサーの再設定が必要とメーカー修理書には記載されています。全て専用機器を使用した計測作業です。その意味合いをどう捉えるかが重要です。

 メーカー修理書で各センサーの取付位置や取付角度が定められていますが、それほど厳密な設定が必要なのかという疑問が湧きます。実作業に携わっている職人の眼からすると、車って、けっこうアバウトです。体重40㌔の女性ドライバーと体重100㌔の巨漢ドライバーでは、乗り込んだ時点での車の姿勢は全く違います。乗車定員5人も乗ったら尚更です。センサーの取付角度は乗車人数や路面状況等によって、かなり変化します。という事は角度が多少ずれても、機能は正常に作動するよう、かなり大きな許容範囲が設定されていると推測されます。

 搭載されているコンピューターも単純な計算処理をするのではなく、学習機能が組込まれています。許容範囲内なら、自律的に補正していく筈です。そうでなければ、各センサーにレベライザーを組込む必要があります。車両全体が捻じれるような大破修理時ならともかく単純な脱着作業でも、センサーの再設定作業は必要なのでしょうか?目視確認で充分な気がします。取付角度が3度もずれていたら、目視で間違いなく識別できると思いますが

 この程度の事は、カーメーカーの設計者は全て把握している筈です。全てを分かった上で、単純な脱着時でも、必ず再設定しなさいと修理書に記載しています。電源オフで脱着作業すればチェックランプは点灯しないと思いますが、それでいいというわけでは無さそうです。何か理由がある筈です。

続く

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