車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2017.02.15 Wed
 前回までの話で、新品パネルを使用する場合でも意外と手間が掛かることは、ご理解できたかと思います。メーカーから色塗りパネルが送られてきて、組替えて終わりというわけではありません。リペゾウが自分の車を修理する場合ですと、通常は中古部品優先使用が原則です。理由は2つです。新品部品と比べて安いことと、品質的に安定していることです。順に説明します。

 中古部品の金額は、新品部品の60%前後が基準です。10万円相当の部品なら、6万円前後で入手できます。新品部品のような定価はありません。相場で価格が動きますので、希少部品は新品部品に近い価格になったりします。逆に市場に出回る数が多い部品は値崩れして、新品部品の1/10で入手できたりする場合もあります。下記写真のドアパネルなどの場合ですと、ドアガラス等の付属品も付いていますので、修理車の損傷状態によっては大変にお買い得な場合が多々あります。

  部品供給 (2) ドアガラスだけでも、新品部品だと1万円近いです。

 次に品質が安定しているということについて説明します。これは優良な中古部品を使用する場合だけですが、防錆能力や対候性に関しては、新品部品と同等と考えてよいと思います。その根拠は、新車塗膜の焼き付け温度です。新車塗膜の焼き付けは100度以上の高温でおこなわれます。修理工場で塗装する場合の焼き付け温度は、60度が基準です。それ以上の高温では、周辺のプラスチック部品が溶けたり、場合によっては車内の電子機器に異常が発生します。ですから60度以上の高温は掛けられませんし、補修塗料も60度で硬化するように設計されています。硬化温度が高ければ、架橋密度も高まります。補修塗料の性能は向上していますが、新車塗膜と比べたら分が悪いのが現実です。

 中古部品といっても、元々は新車の部品です。カーメーカーのラインで塗装し出荷されています。経年変化による劣化を考慮しても、品質的には相当上位にあると思えます。補修塗料もピンキリでして、工場によっては未だに1液タイプのサフや1:10タイプの上塗り塗料を使用しています。塗装直後の差異は少ないですが、時間経過による劣化は激しいものがあります。

 今回の修理では、H さんにも納得していただき、中古ドアを使用して修理しました。仕上りにも満足していただき、お礼と言って、わざわざお菓子等を持ってきてくれました。こういう瞬間が、商売をやっていて一番嬉しい時です


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テーマ:修理 - ジャンル:車・バイク
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