車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2016.09.21 Wed
「自動車鈑金塗装(BP)は実用商品」

 吉牛に1千円持って行けば、腹一杯になるまで食べられます。牛丼と味噌汁、それにサラダに生卵も付けてと、フルコースです。たまに行く、予約が必要なフレンチやイタリアンですと、地元の沼津で、飲み代別で5千円~8千円。東京辺りに遠征する時は、1~2万くらいですか。自分の行動の範囲内だけでも、ディナーを食べるに、上下で20倍くらいの価格差があります。

 洋服も同様です。ユニクロで2千円くらいで売っているシャツと似た品が、ブランド品なら2万します。衣食住の分野では、上下の価格差が10倍以上、場合によっては100倍以上も珍しくありません。BP業ではどうかと言いますと、上下の価格差が殆どありません。「掘っ立て小屋でバンパ脱着してると5千円だけど、最新鋭の工場でバンパ脱着すると5万円なんだ。」と、こんな話は聞きません。全国どこでも一律料金で、地域や工場の格による価格差は、あっても2倍ないです。

 どうしてかと言いますと、一般道を走ってる車というのは、基本的には実用品です。骨董品や芸術作品が走っているわけではありません。トイレットペーパーと同じ扱いの実用品です。1ロール1万円のトイレットペーパは、普通の店頭には売っていないです。それと同じで、実用品を修理するBPは実用商品で、どこで修理しても、請求料金は似たりよったりです。

 実用商品だけど高額商品である為に、自動車保険制度が発達しました。修理代が高額で、自腹でポンと出せる人は少ないです。保険に加入しといて、いざという時に備えるわけです。但し、高額でも実用品ですから、付加価値まで請求できる余地がありません。飲食で高級店に行きますと、料理そのものよりも、店構えとかサービスの質とかに圧倒されます。単純に美味しいだけではなく、スペシャルな時間を提供されます。それに対しての料金を支払うわけで、料理だけへの請求金額ではありません。

 付加価値を請求できないとしたら、華美な接客スペースや過剰設備は無駄です。経営者の自己満足の世界です。同業他社より、ちょっと綺麗で清潔でと、その程度で充分です。余分なコストは掛けず、損益分岐点を下げます。大相撲に例えれば、8勝7敗で充分という会社が理想です。大きくて立派な会社でないと集客できないのでは?そんな事はありません。人は様々な理由で動きます。集客方法は多様です。業界誌等で発信されるステレオタイプに惑わされず、自分で判断する事が大切です。

 業界を見てると、13勝以上でないと厳しいと思える会社が多いです。1敗2敗が、致命傷になりかねません。設備等に高額投資をしていれば、さらに生産性を上げて収益を確保しようと考えます。付加価値を認めてもらえないので、他に手段がありません。年中無休24時間操業できる仕事量を集め続け、こなし続ける事が前提になります。

 勝ち続けなければいけないとなると、経営者も辛いです。儲かっても不安が大きくて、現場の待遇改善まで気が回りません。仕事内容から考えれば、週40時間労働で平均年収400万越えは妥当です。現場が残業しなければ稼げないとしたら、そこに未来など見えません

続く


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