車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2016.04.06 Wed
 年度変わりして、一段落しました。お待たせしていたハイソリッドクリヤー(スターラックスCP)塗装について、続きを語ります。

 リペゾウの理解の範囲内で、このクリヤーの特徴について語ります。従来品と比べると高粘度で、塗装面に吹きつけると、粒状に付着します。平滑性が高く、粒状から変化します。山が丘に、サンドペーパー状態から平面に変わります。粘度が高く重い分だけ、塗装時の大気飛散は減少し、付着率は高まります。従来品より、使用量は激減します。プリウスのフェンダーのクリヤーコートなら、クリヤー30gに硬化剤とレデューサー(シンナー)を足して50g弱。この量で、規定膜厚の塗装が可能です。缶コーヒー1本分の希釈済みクリヤーで、フェンダー3枚塗装できます。

 スターラックス (3) この塗装作業で、クリヤーの使用量は約80g。

スターラックス (4) 

 環境負荷が小さく、時代に合ったクリヤーですが、一つ難があります。従来の感覚では、塗装面の肌作りができません。塗装直後と3分後では、肌が別物です。アルトの塗り肌を作ったつもりが、ガン洗浄してから見に行くと、クラウンの塗り肌に変わっています伸びを逆算してバラ吹きすると、今度は意外に延びなかったり

 希釈率やガン設定を変えたりと、様々な試行を繰り返すうちに気づきましたこのクリヤーは、職人用じゃない。国産・外資を問わず、ラインナップに加わる新製品は、従来品よりもバカチョンです。経験年数が浅い方でも、そこそこレベルに仕上る設計です。40年前なら、メタリックをムラなく塗装するには、2年くらいの塗装経験が必要でした。日進月歩で進歩して、今はムラ塗りの方が難しいです。このクリヤーに合った塗装イメージが湧いてきました。

 塗装面に眼を凝らして、丁寧に塗り上げようとするから、コントロールできません。素人さんみたいに、塗り肌など気にしないで、塗り重ねのパターン幅と運行スピードだけを一定にして、一気に塗り上げます。塗装面を見るから変になるわけで、ベテラン職人なら片目閉じたまま塗るくらいがベストです。塗り終わって両目を開けると、荒れた塗り肌が見えたりしますが、気にしません。外に出て一服してから、再度見に行くと、肌が伸びてジャストフィットしています。

 要は適当に塗装する。こんな感じの作業を何度か繰り返すと、このクリヤーと感覚が合ってきます。慣れてくると、良さが分かります。適当に塗装しても、そこそこの仕上りレベルになりますし、作業性は抜群です。時間短縮には最適です。


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