車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2015.07.08 Wed
 マジョーラって、覚えています?見る角度や光の当たり方によって、様々な色に変化する偏光性塗料です。同種の塗料が各塗料メーカーから発売されましたが、日ペのマジョーラの認知度が断トツに高く、この種の塗料の総称となりました。もう15年くらい前の話ですが、当時はマジョーラで総塗りした車を、よく見かけました。カメレオンの様に、補色の方向に変化しますから、とにかく目立ちます。様々なバリエーションがあり、1Lで数十万するのも珍しくない高額塗料です。

 一時のブームを過ぎた後では、街中で見かける事も殆どありませんが、絶滅したわけでもありません。各自動車メーカーの特別色に使用されたりしながら、密に生き残っています。先日、ホンダの新型車が入庫してきました。透かして見ると、色味が赤から緑に急激に変化します。配合データーをチェックしました。

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 案の定、マジョーラ原色が配合されていました。極々微量で、1L辺り0.7gです。料理で言えば隠し味ですが、マジョーラの場合は自己主張が強く、同原色を加えない限りは、色の再現は不可能です。この0.7gを抜かして調色すると、塗装した部分だけが、完全にブチ状態になります。原色を購入する以外に、手はありません。

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 問い合わせてみると、1Lで¥352000-だそうです0.125L単位で販売しているとの話ですが、それでも¥44000-使い切ってしまうなら躊躇しませんが…次に使用するのは何年後でしょう?塗料にも賞味期限があって、一定年数を過ぎた塗料は粒状になり、使用不可となります。廃棄処分するしかありませんが、勘弁してもらいたいです。塗料代理店に相談したら、小分けして出荷してくれるという話になりました。助かりました



マジョーラ 

 原色さえ手に入れば、マジョーラ系の塗装は楽です。色味の変化が激しいので、多少の塗りムラも判別できなくなります。適当に塗って、染まっていればOKです。シルバー塗装の方が、技術的には遥かに難しいです。お客様は営業マンから、「この色が良いですよ。」と勧められて購入した様子です。補修時のコストを知っていたら、躊躇したと思います。メーカー特別色は、補修時も特別価格の場合が多いです。簡単な擦り傷で、「修理代が5万円で材料代が5万円の、合わせて10万円です。」と言われる場合も、現実にありえます。


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