車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2015.06.17 Wed
 東海道53次の12番目は沼津宿です。そこから西へ1里半行くと、13番目の原宿です。現在は、沼津市の一部です。300年前の江戸中期、この原宿の松陰寺に、白隠禅師が居ました。臨済宗中興の祖と呼ばれ、「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われた名僧です。興味深い逸話が残っています。

 白隠の檀家で、未婚の娘が妊娠しました。怒った父親が、相手は誰かと問い詰めると、娘は白隠と答えました。父親は「このエロ坊主め!」と、怒鳴り込みました。禅師は何一つ言い訳もせず、「ああ、そうか。」と言って、生まれた赤子を引き取って育てました。多くの檀家や弟子が去っていきました。栄えていた松陰寺が荒れ果てていく中で、禅師は何一つ態度を変える事無く、子を可愛がりながら育てていきました。

 3年後、娘は良心の呵責に耐えかねて、父親に嘘をついていたと白状しました。父親は仰天して禅師に謝り、子を引き取りたいと申し入れました。禅師は「ああ、そうか。」と子を返しました。去って行った檀家や弟子が詫びを入れて戻り、白隠禅師の名声は以前より高く、お寺も繁栄しました。

 おそらく、本当にあった話と思えます。滅茶強烈です。いかに悟りを開いた名僧といえど、人間としてのレベルを超えています。濡れ衣を着せられた状況下で、一言も弁明もせずに、全てを受け入れています。「これで、いいのだ!」バカポンのパパですかとてもじゃないが、真似できません。逸話を最初に聞いた時から、禅師は何故、弁明もせずに受け入れたのか?謎でした。

 先日の夜半、いきなり閃きました。「これで、いいのだ!」思いが具現化すると信じれば、目の前の災難は、現実であると同時に、過去であり未来であるといえます。過去の怒りや不安が、今この時に現れました。この災難は必然です。禅師は否定も肯定もせずに、全てを受け入れて味わいます。完全にニュートラルな状態で、全てが昇華されます。わが身の潔白を証明しようとする行為の奥底には感情があり、それに因って新たな災難の種が生み出されていきます。因果を断ち切る為には、この対応が最も合理的且つベストな選択と思えます。今回は、自分の考えをまとめる為に書きました。自分としては納得ですが、読んでる方には訳の分からない話で

 DSCF6530.jpg  DSCF6534.jpg 禅師ゆかりの八畳岩

  岩の上は、アレッ!と思うほど綺麗です。ここで座禅修行したと伝えられています。リペゾウも座禅しようかと思いましたが、止めました。邪念と妄想に満ちている身では、場を汚してしまいそうです



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