車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2014.09.03 Wed
 40年近く前、リペゾウが業界に入った頃のボデー色は、今と比べれば少なかったです。比率的にはソリッドが多く、メタリックも、シルバーが中心の単純な色合いばかり。勘に頼った手調色で、配合表すら持っていませんでした。そんな状態でも、なんとかなるさと思えた(勘違いかも)良き時代でした。

 劇的に変わったのは、原色にパールベースが現れた頃からです。色に方向性があって変化が激しく、配合表と電子秤が必需品となりました。もう勘に頼った手調色では、色の再現が困難です。データ調色を取り入れなければ、採算ベースに乗りません。それから数十年、メタリックと2Cパールの時代が続きましたが、最近になって、微妙な変化が見うけられます。個性が重視され、ボデー色も多様化する中で、ソリッドの新色を見る機会が増えてきました。

 ソリッドカラー (1) ソリッドカラー (2)

 昔のソリッドと比べると、淡いパステル調の微妙な色合いが多いです。ソリッドはブロック塗装で、メタリックはボカシ塗装。これは昔からの、塗装の基本です。しかし最近のソリッドはブロック塗装が難しく、メタリック同様にボカシ塗装前提で作業する方が、作業効率から考えてもベストな気がします。難しい理由の一つですが、下記写真をご覧ください。

 DSCF2669.jpg  微妙に色合いが違うのが、分かるでしょうか?

 左右どちらの色見本も、同じ色を同時に吹き付けています。違いは乾燥時間だけ。左は常温乾燥で、右は加熱乾燥です。俗に言う、色昇りです。調色した塗料内には、様々な原色が入り混じっています。原色毎に比重が違います。顕微鏡レベルで見れば、パネルに吹き付けられた原色は、指触乾燥するまでの間、塗膜内を自由に動き回ります。重い原色は沈殿し、軽い原色は上に登ります。

 塗装時の気温や湿度、塗り重ねの回数(膜厚)で、同じ色が微妙に変化します。色味の少ない白や、逆に多い濃色では目立ち難いが、最近流行りのパステルカラーですと、この微差が際立ちます。全面にカラーコートする場合には、かなり大きな問題です。

続く


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