車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2014.03.05 Wed
  2Kから水性に切り替えて最初に感じるのは、水性は相対的にナーバスで、誤魔化しがきかない事です。塗装中に異変を感じたら、即座に作業中止。拭き取って、下地から作業し直す方が無難です。導入当初は吹きながらの修正を試みましたが、貴重な時間と材料が余分に掛かるだけ。例えば斑が発生したら、その上から10回塗装しても、斑は消えません。綺麗に拭き取って下地から作業し直すか、或は薄くクリアーコートし焼き固めてから再塗装するか、どちらかを選ぶしかありません。必要以上の手間を省く為にも、1コート毎の丁寧な作業とチェックが必要です。

 塗装前の下地には、従来以上の神経を使う必要があります。塗装面の脱脂作業は、油性脱脂剤で作業後に、水性脱脂剤で更にⅠ回。必ずビニール手袋を着用し、素手は厳禁。手油で、もろにハジキます。研ぎの最終番手(水研ぎ時)は、サフコート部で#800以上、カラーベースのボカシ部で#1000以上をお勧めします。一吹きで#400の目を埋めるのは可能ですが、そんなに一度に厚塗りしたら、乾燥時間が長期化。ボカシ作業も困難です。2Kと同じで、基本は薄塗り。如何に薄く、最小量の塗料で隠蔽させていくかを考えます。

 色の再現性は、2Kより高いです。カラーカード使用の計量調色でも、問題は発生しません。導入当初はメタ感が出すぎる事に悩みましたが、水性に慣れるに伴って治まりました。吐出量・パターン共に全開のガン設定にも戸惑いますが、これも弄らない方が良好です。慣れないうちは載せ過ぎの弊害もありますが、かといって絞っても、良い結果は得られませんでした。下記写真の作業では、80%希釈のカラーベースを、アンダークリヤーで更に30%希釈しています。ボカシ塗装では、これくらいシャブシャブの方が、扱いが楽です。事前のアンダークリヤー塗布は、必要ありません。綺麗に馴染みます。

 ポルテ 修理
 ポルテ 修理 (1) 1回目は薄塗りで様子見

 ポルテ 修理 (3)
 ポルテ 修理 (4)  2~3回で染め、最後に斑取り

 1回目は薄塗りで、手油等でのハジキや研ぎ傷が無いかを再チェックします。エアブローで表面の水分を飛ばしてから、再塗装。徐々に範囲を広げながら、2回目~3回目とサフコート部を隠蔽するまで、連続的に塗ります。通常は2回以内に隠蔽できる筈です。エアブローしながら、場合によっては遠赤等で2分程、軽く熱を掛けます。表面の水分が飛んだら、最後に軽く斑取り塗装。ここでは、塗装直後の強制的なエアブローは、避ける方が良好です。意外と短時間で、自然乾燥します。


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