車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2014.02.12 Wed
 先週、事前見積について触れました。その流れで、見積力強化について、自分なりに思う事を書いてみます。

 専業の鈑金塗装工場における見積は、工場の収益に直結します。ご同業全員が分かっていますので、見積をテーマーにした勉強会なら、人集めに苦労しません。そこそこの人数が、確実に集まります。自研指数の解説を基本に、メーカーの修理情報や損傷波及の見方、見積実例等を盛り込む内容が一般的です。確実に知識量は増大しますが、比例して見積力がアップする事は稀です。現場での見積力は、協定力(交渉力)を含んだもの。世の中は全てそうですが、正しい事を言えば扉が開くのではなく、正しい事を言って、扉を開かせる知恵や胆力、気迫や覚悟が必要です。

 今の時代、手書きで見積書を作る人は稀で、通常はPCソフトを利用しての見積作成です。必要な知識全てが、ソフトの中に組み込まれています。正しく使用すれば、経験年数に関係なく誰でも、そこそこの見積は作れる状況になりました。となると、単純に知識を追い求める講習に、お金や時間を掛け過ぎるのも無駄。リペゾウの経験では、見積力アップに最適な方法は2つです。一つはプロの立場で事前見積を作成し、自らの責任を背負って公表する事です。作業しなければ書けないと言う方もいますが、作業してからなら素人さんだって書けます。

 事前協定後に作業に入るとフレームが折れていたり足回りが変形してたりそんな経験を何度もしました。でもアジャスターさんに泣きついた事などありません。事実の報告はするが、修理費は自腹覚悟。事故修理のプロとして見積をして、この金額で修理できますと請負った以上は、結果は全て自分で背負い込む。なんとかして逃げようという発想が無いから、最初の意気込みが違います。授業料が高い分だけ、見積力強化には最適です。

 但し10年前くらいからは、車の構造変化に伴う損傷の現れ方が変わってきて、難易度が高まっています。真似をするなら、点検項目を多用して、事前見積に幅を持たせた方が無難です。相当な気合を入れてないと、奉仕活動になりかねません。一例として、下の写真のリヤバンパー部ですが、局部的な損傷に見えます。傷も殆ど無いです。実際にバンパーを外してみると、裏のロアバックパネルは全面変形で要取替です。

 タンカス タンカス (1) 

 もう一つの方法は、アジャスターさんになったつもりで、損調社員の立場で見積作成する事です。どこに相違点があるかが分かるし、事前に、調整方法についての思考時間が取れます。協定作業は、主観と主観の衝突です。どちらが正しいのではなくて、どこで折合をつかけるというのが協定。裁判したって、白黒なんかつきません。互いに仲良くやりながら調整し、顧客の満足を追求していく、これが理想形です。難しいが、チャレンジする甲斐はあります。

 
 
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