車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2013.10.16 Wed
  保険の範囲内での仕事だから、多少の色違いで文句を言わないでください!こんなふうに平気で言えたら、どんなに楽でしょう。現実は厳しいです。微妙な色差や歪み、パネル間のチリ等、半端じゃなく気を使います。修理した部位に対しては、多くのお客様が神経質です。修理代が高額だから、仕方ないかと思ってましたが、疑問が発生します。修理代は高額なのか?

 確かに沢山のお金が動きますが、汗水垂らして働いているわりには、儲かっている実感が薄いです。商売を始めて30年以上が経ちますが、どちらかと言えば、金銭的には忙しくて大変というのが正直な感想。様々な勉強をする中で、勘違いしていた事に気づきます。

 国産車に関して言えば、鈑金塗装料金算出の基本は自研指数です。研究すればするほど、自研指数は凄い。緻密でありながらも運用が簡易で、損害額算定のツールとしては最高です。もう10年近く前ですが、自研指数を研究する為に、個人的に解説書を作ってみました。その過程で、湧き上がった疑問があります。

 現状復元に要する数値を算出する為に作られた自研指数ですが、これを作成した方々は、現状復元の仕上り基準を、、どう捉えていたのか。そこそこレベルの仕上りなのか?新車としか思えない様な最高レベルの仕上りなのか?リペゾウの結論は、そこそこレベルの仕上りを想定してるというものです。その根拠について話します。

 リペゾウ、指数の本質について語る!

 指数方式から逆算する形で、作業者一人辺りの年間工賃売上を算出します。前提条件は下記です。

1  理想的な現場作業者がいる。
2  遅刻や早退、欠勤はしない。
3  就労時間内は脇目もふらずに、黙々と作業する。
4  作業スピードは指数1.0と決められた作業を、確実に1.0でこなす。
5  作業精度は高レベルで安定しており、やり直しは無い。
6  勤務する工場は高レベルの作業管理がなされており、現場作業員の稼働率は70%とする。  
7  年間総労働時間は、仮に2000時間とする。
8  指数対応単価は、仮に¥6500-とする。

 人間というよりもロボットに近い作業者が、ハイレベルの工場で、仕事があり続ける状態の中で、1年間働き続けた時の工賃売上は、¥6500-×2000時間×70%=910万円!レス率ゼロで、満額を貰っても910万円!

 1000万程度の設備投資は、当然の業種です。仮に労働分配率40%として、作業者の年収は364万円。低レベルですが、指数で想定する標準作業者が3年経験(塗装作業のみ5年経験)である事を考慮すれば、許容範囲とも言えます。普通に頑張るだけでは、この程度しか稼げない構造になっているのが指数です。

 様々な業種の方が、このブログを読んでいると思います。皆さんの会社に入社3年で、年収364万の社員さんが居ると想定します。その社員さんが、何所に出しても恥ずかしくない最高レベルの仕事を、バリバリとやりますか?技術職で、自他共に一流と認められるには、10年前後の経験年数も必要です。また一流の方を、この金額で雇用できるとも思えません。標準作業者では、そこそこレベルの仕事しかできないと捉える方が自然です。

続く


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