車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.11.02 Wed
 業界人でないと理解できない話しです。一般の方、ごめんなさい

 業者さんから保険対応用の見積書作成を依頼されました。車を持ち込んでもらい、5分程で損傷チェックしながらの写真撮り。フロント廻りの中破で、走行に支障ありません。修理するのか不明との話しですから、そのまま帰ってもらいました。

 現場作業を終えてから、車検証コピーと写真を使っての見積書作成です。50万弱くらいの見積総額です。業者さんにFAXして終了と思ったのですが…2日して書き直してくれとの電話です。事情を聞きましたら、リペゾウの作成した見積書と車を、某デーラーさんに持ち込んでチェックしたとの話し。3箇所、ここは安すぎると言われたそうです。

 3箇所の訂正のうちの2箇所に対しては、納得できる部分もあります。見方の違いだけですから。しかし残りの1箇所、クーラーコンデンサーの脱着指数の扱いに関しては納得できないなまぁ、協定は先方で行なうとの話しですから、言われるままに見積書を書き直し、総額で1万円弱アップしました。


 指数テーブルの脱着・取替指数ですが、車種によっては2種類の数値が表示がされてます。フロンガスを回収再使用する場合と、しない場合です。今回はフロンガスの漏れが無い状態でしたから、フロンガス再使用で見積作成しました。ところが、某デーラーのフロントマンさん、「どちらの数値を使用してもかまわないのだから、回収再使用を含まない方で見積作成すべき。工賃は安くなるが、フロンガスを部品計上すれば総額は上がる。」と説明したそうです


 フロンガスの回収・破壊は法律により義務付けられており、正規に営業している工場が大気放出する事は考えられません。クーラーコンデンサー本体やクーラーパイプ類の破損によりフロンガスが抜けている場合を除き、脱着・取替作業にはフロンガス回収作業が必然的に伴います。

 回収したフロンガスを再使用するかどうかは、工場によって判断が分かれます。経年したフロンガスは大気中の湿気を吸収し、冷媒能力が劣化してる場合が多々あります。再生機があれば再使用し、無い場合は新品ガスを入れる方が、顧客からのクレームを考えると無難です。ただ、これは工場側の主張です。保険による修理の原則は現状復元です。もともと劣化したフロンガスが入っていたら、それを再充填して元の状態に戻すのが本筋になります。この部分は、アジャスターさんと話し合って協定する必要があります。

 クーラーコンデンサー脱着・取替指数の運用は、フロンガスが入っていたら回収再使用を選択するのが原則になります。どちらの数値を使用してもというのは、理屈に合いません。業界№1のT社の看板を背負ってるなら、率先して回収再使用すべきです。町工場のリペゾウだって、再生機くらいは持ってます。新品ガスの使用量自体を減らす方向を目指すべきです。



 
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テーマ:修理 - ジャンル:車・バイク
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