車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2017.02.22 Wed

 DSCF5107.jpg 

 スマアシ装備でも、突っ込む時は突っ込みますフロント回りの外板パネルは総取替ですが、全て樹脂パネル。バンパー塗装時と同様に、色味やメタの立ち具合が微妙に変わります。薄い色の場合は、気を使います。

 樹脂パネル (2) 

 フロントフェンダーパネルを新品取替して、フロントドアにボカシ塗装しています。許容範囲には入っていますが割増料金を貰えるなら、再塗装したいところですね。

 この車の作業していて、アレっと思ったのがボンネットです。パネル裏側の作りが変わりました。黒色の樹脂パネルが接着されています。

 樹脂パネル (1) 樹脂パネル (4) 

 塗装されていませんので、ミストが飛ばないように、塗装時のマスキング作業が必要になります。この作業は、従来の塗装指数の想定外になるのでは?とりあえず、作業項目を付け足してみようかな

 樹脂パネル (3) 


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2017.02.15 Wed
 前回までの話で、新品パネルを使用する場合でも意外と手間が掛かることは、ご理解できたかと思います。メーカーから色塗りパネルが送られてきて、組替えて終わりというわけではありません。リペゾウが自分の車を修理する場合ですと、通常は中古部品優先使用が原則です。理由は2つです。新品部品と比べて安いことと、品質的に安定していることです。順に説明します。

 中古部品の金額は、新品部品の60%前後が基準です。10万円相当の部品なら、6万円前後で入手できます。新品部品のような定価はありません。相場で価格が動きますので、希少部品は新品部品に近い価格になったりします。逆に市場に出回る数が多い部品は値崩れして、新品部品の1/10で入手できたりする場合もあります。下記写真のドアパネルなどの場合ですと、ドアガラス等の付属品も付いていますので、修理車の損傷状態によっては大変にお買い得な場合が多々あります。

  部品供給 (2) ドアガラスだけでも、新品部品だと1万円近いです。

 次に品質が安定しているということについて説明します。これは優良な中古部品を使用する場合だけですが、防錆能力や対候性に関しては、新品部品と同等と考えてよいと思います。その根拠は、新車塗膜の焼き付け温度です。新車塗膜の焼き付けは100度以上の高温でおこなわれます。修理工場で塗装する場合の焼き付け温度は、60度が基準です。それ以上の高温では、周辺のプラスチック部品が溶けたり、場合によっては車内の電子機器に異常が発生します。ですから60度以上の高温は掛けられませんし、補修塗料も60度で硬化するように設計されています。硬化温度が高ければ、架橋密度も高まります。補修塗料の性能は向上していますが、新車塗膜と比べたら分が悪いのが現実です。

 中古部品といっても、元々は新車の部品です。カーメーカーのラインで塗装し出荷されています。経年変化による劣化を考慮しても、品質的には相当上位にあると思えます。補修塗料もピンキリでして、工場によっては未だに1液タイプのサフや1:10タイプの上塗り塗料を使用しています。塗装直後の差異は少ないですが、時間経過による劣化は激しいものがあります。

 今回の修理では、H さんにも納得していただき、中古ドアを使用して修理しました。仕上りにも満足していただき、お礼と言って、わざわざお菓子等を持ってきてくれました。こういう瞬間が、商売をやっていて一番嬉しい時です


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2017.02.11 Sat
 ぶっ続けで現場やっています。本業以外もありやることが多過ぎますが、過渡期だからしかたないですここにきて、少しだけ先が見えてきました。再アップします。

 新品パネルを使用する場合ですが、下記の順番で作業します。

1 パネル表裏をスコッチブライト等で研磨して足付け。脱脂清掃します。この作業で、塗料の密着性が向上します。

 新品パネル下処理 (1) 見落としが無いよう、丁寧に作業します。

2 パネル表面をサフコート(下塗り)します。この作業で、パネルの防錆性や耐チッピング性が格段に向上します。サフコートしなくても、上塗りしてしまえば判別できませんが、修理後何年か経過した時点で、差が現れてきます。特にボンネットのように、大きな負荷が掛かるパネルの場合は顕著です。

 新品パネル下処理 (2)  乾燥後に空研ぎし、上塗り用の平滑な下地を作ります。

3 パネル裏側のヘミング部には、シーラーを充填します。この作業で水密性が高まり、防錆能力が向上します。

 新品パネル下処理 (3) 新品パネル下処理 (4) 

4 パネル裏側を上塗り塗装します。車両に組み付けた状態では、スプレーガンで色が入らない部分があります。ですから組み付ける前に裏吹きします。パネル表側ほどの対候性は必要ないので、ウエットONウエットタイプのサフを使用します。

 DSCF5344.jpg 

 ここまで作業すると、下準備が完了します。加工された新品パネルを車両に組み付けて上塗り塗装し、乾燥後にパネル裏側に防錆剤を流しいれます。
 
続く
 

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2017.02.08 Wed

工事中です。・・・・・・次の日曜日までには、再アップします。

illust3470.png 


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2017.02.01 Wed
 先週のブログで暇と書いた直後から、忙しい状況に反転です土日関係なく、連日12時間以上働いています。暇よりは良いですがちょっと波が激し過ぎます。そんな状況下で来店したHさんの愛車。左側ドアを縁石にぶつけ、ドア交換するしかない状態で、普通に見積もれば25万越えです。

 部品供給 (1) 

 ご本人の希望予算が20万以内ということもあって中古部品を勧めたところ、中古部品は嫌だと言います。修理金額が高くなってもしかたないから、新品部品で修理してくれとの返答です。疑問を感じ更に聞いてみますと、新品部品や中古部品についての誤解があります。中古部品を使用すれば、自動的に仕上りの品質が落ちると考えています。誤解を解くため、順を追って説明しました。


 部品供給 (3) 部品供給 (4)


 
部品供給 (6) 部品供給 (5)

 
 上記写真の様にドアパネル等の外板部品は、下塗りされたただけの状態で供給されます。色は塗られていないし、パネル裏側のシーリングや防錆処理が施されていない状態が一般的です。もちろんガラスや内張等の付属品も、一切無い状態です。半製品の状態でメーカーから供給されて、修理工場内で加工されて完成品となります。もし加工作業に手抜きがあれば、仕上り品質や対候性も下がります。つまり新品部品を使用しただけで、自動的に品質も、新車並みの最上級になるわけではありません。車全体の品質を考えるなら、場合によっては新品部品に取替えるよりも鈑金修理したり、程度の良い中古部品を使用したりする方が良い場合もでてきます。

続く

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