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車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2014.06.25 Wed
 リペゾウがBP業界に入ったのが、1970年代半ば。ちょうど、自研センターが設立されて間もない頃です。職歴と自研指数の歴史が、オーバーラップします。当事、周囲にいた諸先輩方達の大多数は、まだ自研指数の存在すら知りませんでした。取引先デーラーから、各種の工数表等を頂く事もできましたが、今と比べれば、料金算出はアバウトです。相手との人間関係や地域相場が、大きく考慮された時代でした。現在でも名残はありますが、損害額の多勢が、曖昧な部分で決まっていました。

 損害額の認定は客観的に公平で適正である事が求められます。過剰でも過少でも、どちらも不味いわけです。公共性を求められる損保としては、当事の状況は容認し難かった筈です。このような状況下で設立された自研センターの主目的は、損害額算出の基準となる、客観的に公平で適正と思われる「ものさし」作りです。

 世の中には、実にたくさんの種類の車があって、同一車種でも車歴により程度は様々です。事故状況も様々で、損害状況も様々です。修理方法、使用工具、使用材料も工場により様々です。修理時間も職人さんによって変わります。遅い人もいれば早い人もいます。このような状況下で基準を作ろうとすれば、修理時間に関わる様々な要素を分類し、各々に最も一般的と思われる条件を設定する事で、モデルケースとしての修理時間数値を算出する事を考えます。これが指数です。

そして、モデルケースの数値を参考にして、個々の損害額が適正であるかどうかの判断をする事が可能になります。このような観点から、最初の指数である脱着取替指数が作成され、試験運用から考えれば、既に40年の歳月が経とうとしています。内容も変化し種類も増えましたが、指数自体の基本は、作成当初と変わらないと聞いています。ならば、「標準作業者が標準工場で標準車両を標準作業工程で、標準部品を使用し、標準作業速度で修理作業した場合の正味時間。これに準備時間や余裕時間を考慮して、作業単位毎に作成された標準作業時間。」これが指数です。

  指数は損害額算出のために作成された、モデルケースとしての数値=「ものさし」 。前提条件が変われば、数値自体も変化します。自研センターと、全て同一の前提条件で実作業が行われる事は、通常は考えられません。ですから指数は、実作業および作業時間との間に、必然的に乖離が発生します。指数1.0の作業を2時間でやるとしたら、明らかにおかしいですが、1.1や1.2くらいの作業時間なら、前提条件が違う中での作業ですから、矛盾なく整合性もあります。

 30年前の指数普及期に於いては、指数は「ものさし」として機能していました。損保と修理工場、立場の違う両者をアジャストしていくからアジャスターと呼びます。各アジャスターが「ものさし」と見比べて、修理額が適正であるかの判断をします。現場アジャスターには専門職としての権威があり、話し合いでの調整余地も、ふんだんに与えられていた時代でした。

続く


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2014.06.18 Wed
 この会は、ディスカッション形式で進めます。しかし、いきなりディスカッションがスムーズに進むとも思えませんので、暫くの間は、座長として仕切らせてもらっています。参加者のレベルは、初心者から超ベテランまで幅広。先ずは基礎からという事で、新しい指数テーブルマニュアルの「まえがき」、「本書ご利用にあたり」、「内板骨格修正指数の前提条件」の3ページ分の解説を行いました。意外に思われるのですが、人前に立つのも団体行動するのも苦手子供の頃から、自分が興味を持った事を、一人で黙々とやり続けるのが好きでして

 見積の基礎の基礎の話だけを1時間連続で行うので、居眠りする人が続出かと心配しましたが、意外と皆さん熱心です。翌日になって、アンケートのコメントを読むと、基礎が再確認できて良かったという評価が多かったです。あの文章を普通に読めば、必ず眠くなります。何かのきっかけがなければ、マニュアルを細部まで読み込む人は少ない筈です。

 研究会の後半は、写真を見ながらの見積作成。用意した課題は、単純なバンパ単独補修の損傷車画像。

ステップワゴン (1) ステップワゴン (2)   

 皆でディスカッションしながら、一つの見積を作成したのですが、これが意外と面白い。様々な意見が飛び出して、僅か数行の見積を作るのに30分余。100人居れば100通りの考え方があり、100通りの見積ができる事を実感です。閉会後のアンケートに、大多数の参加者が面白い、楽しかった、、次も来ますと記入してくれました。初回としては、成功かと思います。次回は8月の第一土曜日夜。日車協会員なら、連絡をいただければ、受入れは可能です。JR沼津駅北口から徒歩3分の会場で行います。

 研究会に参加した事、そして久し振りに人前で長時間に亘り話した事は、自分なりの理由があります。ご存じの方も多いと思いますが、暫く前に、指数テーブルマニュアルが改訂されました。読んで愕然前書から、「ものさし」の表記が消えました。自研センターに問い合わせて説明をいただきましたが、今一つ納得できません。自分なりの意見表明を、すべき時と感じました。

続く


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2014.06.11 Wed
 静車協沼津支部青年部の今期事業として、6月より隔月で、適正見積研究会を立ち上げる事になりました。第1回は6月7日に開催されました。


 研究会の目的です。

 関連業種と軋轢を起こさずに、社会的に適正と認められ、且つ実作業の内容に見合う料金請求を可能とする見積書作成方法の探求

 参加者各自のコミュニケーション能力の向上による、交渉力の強化

 研究会の参加ルールです。

 研究会は他人の話しを聞く場であると同時に、自分の意見を発表する場です。指名を受けた方は、ご自分の意見を述べていただきます。
求められるのは意見、考え方です。情報の提供を強制しません。

 雑多な意見を尊重します。他人の意見に対しての、批判は行なわない。
批判も、広い意味での一つの意見ですが、批判する時は、同時に対案を提示してもらいます。

研究会内での結論は、出さない。
雑多な意見の中での取捨選択は、各人の見識に任せます。会としての統一見解は出しません。

研究会内で得た、特定の個人に関わる情報を、研究会外に持ち出す事を禁ずる。
仲間として行動する以上は、これは当然です。

 研究会の具体的内容です。

 自研指数の概要についての把握

 指数テーブルマニュアルの輪読

 参加者による見積作成とグループディスカッション

 グループ代表者による発表会

 見積情報の共有等


続く


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2014.06.04 Wed
  お寿司を食べたくなったら此処と、決めてるお店があります。だから、会社の近所にスシローがあっても無関心。前を通り過ぎるだけです。店内に入ろうとも思いませんでしたが、連休明けのある日、店の前を通ったらノボリ旗が

 スシロー (1) スシロー (2) 

 寿司屋にラーメンの旗は、強烈なインパクトがあります。ラーメンは国民食。リペゾウも大好き。 所詮は寿司屋のラーメンと思うのですが、前を通る度に、気になります。どんなラーメンなんだろう?もしかしたら、意外と美味しかったりしてで、意を決して、生まれて初めて、ラーメンを食べる為に、スシローの店内に突入。なんかえらく混んでいます。人気あるなぁと感心。先ずは必ず食べる、しめ鯖と鯵を注文。特に可なく不可なく、値段なりに美味しいです。

 スシローラーメン (2) スシローラーメン (3) 

 腹が落ち着いたところで、目的のラーメンを注文。どうやら醤油ベースのアッサリ系みたいです。さほど待つことなく、到着しました。細い縮れ面で、思っていた以上にネギが乗っていますが、チャーシューは小さい気がします。アッサリ系に見えるけど、油が意外としつこく、舌に後味が残ります。

 スシローラーメン (4) スシローラーメン (5)   

 お寿司もラーメンも、そこそこ美味しいけど、なんか中途半端。味の好みは人様々ですから、これが素晴らしいと思う人には、ヾ(゚д゚;) スッ、スマソ…寿司は寿司屋、ラーメンはラーメン屋で食べる方が美味しいと思ったのが素直な感想で、あっスシローも寿司屋でした

 しかしスシローのメニューは、マジに凄いです。フロー型の発想で練られていて、人気があるのも理解できます。全く無関心のリペゾウでさえ、店内に引き込むスシローの凄さ。恐るべしです。次はティラミスを食べに行こうかと、思案中です。



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