車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2014.03.26 Wed
ショコラティエは、チョコレート専門の職人さん。評判の高い方が、隣接する長泉町に居るとの噂。お店の名前は、オウ・ルージュ。ネットチェックすると11時開店なので、111時30分に到着。ワクワクドキドキしながら車から降りたら、お店の方が張り紙をしています。そこには「本日完売」

 オウルージュ (1) まだ開店から30分でしょ

 諦めきれずに、店内に突入。ショーケースは、見事に空です。リペゾウと入れ違いに出て行った方は、CCC(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)つまりフランスショコラ愛好家協会日本支部の会長さん達との話し。評判を聞いて、東京から視察に来たそうです。美味しいチョコを毎日食べているだろうに。ポッキーご用達のリペゾウに、せめて1粒くらいは残しておく優しさが欲しかった

 オウルージュ (2)  オウルージュ (3) 空

 「うちのチョコは、常連さんでも、なかなか食べられないです。残っていたら奇跡と、言われています。」との話し。ますます妄想が膨らみます。オーナーショコラティエの足立さんは、伊豆の生まれ。高校生の頃は既にテンパリングしてたという、チョコ一筋の職人さん。話しだすとテンションが上がってきて、小さな子供みたい雰囲気に変わります。

 「最初から最後まで自分一人でやらないと、微妙に味が変わるから駄目です。だから人は雇わない。」との話し。拘りは半端じゃない。価格も、東京の一流店並み。田舎町の立地条件で、この強気。しかも成功している。若いけど、大した奴だなぁと感嘆ですそれともう一つ、足立さんは面白い事を始めてます。この話は次の機会に。先ずはチョコを食べてからです


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2014.03.19 Wed
  珍しい事態に遭遇しました。法人顧客の担当課長さんから、「停車中の社用車が追突された。」との電話です。即行でお伺いして、現車を確認。リヤバンパの変形と、トランクの軽い凹みです。既に加害者側の会社から、修理見積を出してもらいたいとの連絡が入っているとの話。その場で写真撮影し、10万ちょっとの見積書を作成。事故の翌日には、加害者側の会社に届く様に手配しました。

 ところが、数日が過ぎても音沙汰なし。変だなと思っていたら、課長さんから電話です。「相手の会社が倒産したみたい。」清算を任されている弁護士から連絡が入ったが、修理代を貰えるかは不明との話しです。当面は様子見で、未修理のまま使用する事になりました。当てられ損になりそうな予感です。事故った日は通常営業していて、見積書が届いた日に倒産した様子ですが、このパターンは初体験です。

 長年この商売をしていますと、信じ難い光景に遭遇します。最も記憶に残っているのは、15年くらい前のMさん。仕事帰りの信号待ちで、脇見運転の後続車両が追突。事故直後に連絡を受けて、現場に急行しました。愛車は大破ですが、修理可能な状態。Mさんに怪我が無いのが、何よりでした。警察の現場検証も終了し、加害者のYさんと話しました。自分の非を認め、平謝りの状態です。Mさんも可哀そうに思ったのでしょうか、「車を直してくれたらいいよ。」との言葉です。夜も遅いので、当日は、そのまま解散です。

 翌日になって見積をしてから、Yさんに電話しました。最初から変だなと思いましたが、まるで別人と話をしているみたいです。損害状態と概算の修理金額を説明したところ、先ず最初に言われたのは、「任意保険は入ってなかった。」「俺も、自分の車を直さなければいけない。他人の車の修理に、払う金は無い」「おまえは滅茶苦茶な見積をして、俺からボッタくろうとしているな。」とりあえず電話を切って、Mさんに来てもらいました。電話での対応を説明したら、「そんな人が居るわけ無いじゃん。」と信じてもらえません。その場でYさんに電話をして、Mさんに代わってもらいました。そのまま喧嘩MAXで盛り上がりました。

 任意保険の加入率は70%ちょっと。路上で見かける車の、10台に3台は未保険車です。月々数千円の掛け金を払えない人達が、車を運転しています。これは危険です。リペゾウも年に1回くらいのペースで、こういう方々と、嫌でも関わります。初対面の方から、「毎月1万円づつ返済したいです。」と言われも困ります。完済するのは何年後になるのか。車両使用者への、対人・対物の任意保険加入を、法律で義務付けしてもらいたいです。このブログを読んでる方々には、不愉快な思いをしない為にも、車対車で充分ですから、車両保険への加入をお勧めします。



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2014.03.12 Wed
 下記の車を見て、懐かしさを感じた方も居るでしょう。あの勉強会から18年です。

 MRⅡ MRⅡ (1)  SさんのMR2、Tバールーフ

 18年前、県境の峠でスピンして大破。バナナ状に変形した車両です。衝突と逆側のドアの隙間は、手がスポッと入るほど拡がっていました。当時の見積で180万。神奈川の菊地商事(現在の㈱ケンテックス)の菊地社長が率いていたTEC(テクニカル・エンタープライズ・クラブ)の教材に提供してもらい、当社のお披露目研修でアライニング作業を施した車両です。パネルをカット交換している部位もありますが、未だに錆一つ発生していません。今回は車検整備で、お預かりしました。

 MRⅡ (2) MRⅡ (3)  ついでにコーティング
 
 完全に諦めていた車が、目の前で復元していく様子を見ていたSさん御夫妻。捨てる事ができなくなって、未だに乗り続けています。これだけ長く乗っていただくと、職人としても自信を深める事ができます。ありがたいです。今回は別枠で12万程の予算を取ってもらい、ゴム類等の補給部品を購入してもらいました。野晒駐車で劣化が進んでいます。時機を見てのフルレストアが必要です。

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テーマ:修理 - ジャンル:車・バイク
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2014.03.05 Wed
  2Kから水性に切り替えて最初に感じるのは、水性は相対的にナーバスで、誤魔化しがきかない事です。塗装中に異変を感じたら、即座に作業中止。拭き取って、下地から作業し直す方が無難です。導入当初は吹きながらの修正を試みましたが、貴重な時間と材料が余分に掛かるだけ。例えば斑が発生したら、その上から10回塗装しても、斑は消えません。綺麗に拭き取って下地から作業し直すか、或は薄くクリアーコートし焼き固めてから再塗装するか、どちらかを選ぶしかありません。必要以上の手間を省く為にも、1コート毎の丁寧な作業とチェックが必要です。

 塗装前の下地には、従来以上の神経を使う必要があります。塗装面の脱脂作業は、油性脱脂剤で作業後に、水性脱脂剤で更にⅠ回。必ずビニール手袋を着用し、素手は厳禁。手油で、もろにハジキます。研ぎの最終番手(水研ぎ時)は、サフコート部で#800以上、カラーベースのボカシ部で#1000以上をお勧めします。一吹きで#400の目を埋めるのは可能ですが、そんなに一度に厚塗りしたら、乾燥時間が長期化。ボカシ作業も困難です。2Kと同じで、基本は薄塗り。如何に薄く、最小量の塗料で隠蔽させていくかを考えます。

 色の再現性は、2Kより高いです。カラーカード使用の計量調色でも、問題は発生しません。導入当初はメタ感が出すぎる事に悩みましたが、水性に慣れるに伴って治まりました。吐出量・パターン共に全開のガン設定にも戸惑いますが、これも弄らない方が良好です。慣れないうちは載せ過ぎの弊害もありますが、かといって絞っても、良い結果は得られませんでした。下記写真の作業では、80%希釈のカラーベースを、アンダークリヤーで更に30%希釈しています。ボカシ塗装では、これくらいシャブシャブの方が、扱いが楽です。事前のアンダークリヤー塗布は、必要ありません。綺麗に馴染みます。

 ポルテ 修理
 ポルテ 修理 (1) 1回目は薄塗りで様子見

 ポルテ 修理 (3)
 ポルテ 修理 (4)  2~3回で染め、最後に斑取り

 1回目は薄塗りで、手油等でのハジキや研ぎ傷が無いかを再チェックします。エアブローで表面の水分を飛ばしてから、再塗装。徐々に範囲を広げながら、2回目~3回目とサフコート部を隠蔽するまで、連続的に塗ります。通常は2回以内に隠蔽できる筈です。エアブローしながら、場合によっては遠赤等で2分程、軽く熱を掛けます。表面の水分が飛んだら、最後に軽く斑取り塗装。ここでは、塗装直後の強制的なエアブローは、避ける方が良好です。意外と短時間で、自然乾燥します。


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