車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.06.29 Wed
 問題の車を譲り受け、フロント廻りを分解してみました。

 プレオ 左バッフル  プレオ 左センサー

 周囲の部品を取り外し、上から覗くと、エアバックの左フロントセンサーが見えます。写真では分かり辛いと思いますが、完全に押し潰されて変形してます。コネクター部分を引くと…

 プレオ コネクター  簡単にスッポーと抜けました。結合してなかったみたいです。

 事故時の状況が不明ですから、推測するしかありません。どうも、Gセンサーが押し潰される直前に断線したとしか思えません試しにセンサーを取替、診断テスターでリセット作業をしたところ、エラーコードは消去され、正常な状態に戻りました。

 前面衝突用エアバックの一般的な作動条件は、速度20㌔以上、車両の左右前方30度以内の角度と言われます。今回の事故は、条件内に入っているように思われます。しかし実際に開くかどうかは、運任せみたいところもあるという事でしょうか。

 もともとエアバックシステムは、作動した瞬間に破棄ですから、作動試験は、できません。イグニッションキーをONにしますとチェックランプが点滅し、エアバックコントロールユニットが自己診断を行ないます。問題無いと判断すれば消灯しますが、この時点でチェックするのは、電気系統が正常に繋がっているかどうかだけ。機械的な故障は不可です。事故時に、絶対に開くという保障があるわけではありません。

 約束シートベルト、必ずしようね。




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2011.06.22 Wed
 出先の解体屋さんで、面白い車を発見しました。一見は、ごく普通の事故車ですが、見れば見るほど興味をそそられます。 

 プレオ 左前損傷部  プレオ エアバック

 どこに興味をそそられたかと言いますと、下の写真を見てください。損傷部のクローズアップです。

 プレオ 左前損傷部拡大 1  プレオ 左前損傷部拡大 2

 破損している左ヘッドランプの下側、左フロントサイドメンバーの先端上部、指先の部分に、チッラっと黄色い物が見えます。エアバックシステムの配線です。安全上の理由からエアバックシステムの配線回路は、車両本体の回路からは独立した構成になっています。黄色く色付けされてますから、見た目で、瞬時に判断できます。指先の先端部分は押し潰されてメチャクチャですが、記憶に間違いなければ、ここにはGセンサーが付いてるはず

 エアバックには作動条件があり、どんな事故でも作動するとは限りません。エンジンが室内に押し込まれるような事故で展開しない時もありますし、逆に、軽くフロント廻りをぶつけただけで展開してしまう場合もあります。エアバックシステムは、あくまでもシートベルトの補助拘束装置でありますが、 しかし…センサー部分が押し潰されるような状況でも開かない場合があるとは不思議です?

続く


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2011.06.15 Wed
 先週からの続きは一休みです。今日は一冊の本を、ご紹介します。タイトルは「心医術」  

 心医術  心医術 タイトル

 もう1年前になりますか。私のブログを御覧になった方から、奥様の車の修理を依頼されました。保険対応で修理しての納車時、「自分の本をプレゼントしたい」と言われました。納車時に御菓子等を貰う事は年中ですが(要求してません)本を貰うのは初めての経験です。はてな?何だろう?てな感じで、この本をゲット。とりあえず読み出したらビックリ 

 実はリペゾウ、20年以上前に摩訶不思議な体験をしております。あまりにも不思議な体験で、どう解釈すればいいのか解らず、説明もできません。神経質なようで大雑把な性格ですから、無理して解らなくていいじゃんて事で、誰にも言わず、放置してた次第です。

 ただ、この体験は、リペゾウの人生観を理屈抜きで、明らかに変えました。体験前と体験後、一夜にして別人の観です。この本には、それと同様の体験が書かれており、学術書や論文からの引例も添えられています。

 著者の三井康利さんは、バリバリの現役医。今は友人としてお付き合いしてもらってますが、大変に気さくな方です。でも、お医者さんとしては、相当に偉いみたいです。医術を追求していく中で、身体を治療するには全人間的なアプローチが必要な事に気づき、心と身体の結びつきを、様々な側面から科学的に検証。この一冊の本に纏めました。

 三井さん、リペゾウのブログを読んだ時、ある種の体験をした者に特有の、シグナルを発してる事に気づいたようです。ご自分の勘を確かめる為にプレゼントしたというのが真相で、誰にでも無料で配っている訳ではありません。

 リペゾウのした体験は、どんな体験かと言いますと… 「心医術」を購入して読んでください。私には、あれほど上手く説明できませんし、今でも、ボンヤリとしか解りません。お知りになりたい方は身銭を切ってください。一般の書店には置いてありませんから、アマゾン等での購入がお勧めです。心身共に幸福な人生への道標が、この中にあります。



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2011.06.08 Wed
 先週からの続きです。経営者は多くの場合、傘下の人材で経営します。これって当たり前の事ですが、大変に難しいどこが難しいかと言いますと、客観的な判断がし辛いです。機械なら、設計時に性能が決められます。その機械で何ができるかが解ります。

 例えばエンジン、通常は3千回転で動かしてください。短時間なら5千回転まで上げても問題ありません。6千回転以上はレッドゾーンです。危険です100時間稼動させたら、オイル交換してください…こういう事が事前に解りますから、経営者としては、無理をさせないよう、且つ遊ばせないように配慮しながら、ギリギリまでエンジンを廻し続けます。

 機械と比べると、人の場合は解り難いです。どのくらいの仕事量が適正なのか?限界値はどこなのか?個人差は大きいだろうし、適正な訓練で限界値が上がる場合もあるでしょう。人間の能力は計り知れないとも言われます …でも限界は在る筈です。現状で10しか能力を出せない方に、20の仕事を与えたら,何かしらの問題が発生するに決まっています。エンジンをレッドゾーンで回し続けると壊れるように、人間も壊れるはず。

 問題の焼肉チェーンの社長さん、凄い頑張り屋さんです。派遣社員の2年間で起業資金を貯めたとかその後も寝食を忘れるほど、仕事に打ち込んできたと思います。誰にでもできる事とは思えませんし、ある意味、偉いと思います。ただ残念な事に、ご自身の限界値も知らない状態で経営したように見受けられます。行き着く所に行き着いた感もあります。

 経営者は、自分の業種の一般的な適性仕事量等の限界値を、事前に掴んでおくべきです。その数値は客観的に見て納得できる、一般的な範囲に収まる必要があります。経営者本人や、ごく一部のデキル人を基準にする事は危険です。売上、受注構造、教育、投資、返済、全ての経営計画は、この数値を前提に組み立てます。甘えの許されない時代ですから、ご自分の業種のレッドゾーンを明確に掴み、適正規模での運営と投資が必要です。板金業のレッドゾーンについては、次の機会に述べます。。



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2011.06.01 Wed
 暫く前、焼肉チェーン店での食中毒事件が世間を賑わせました。原因の一つは、大腸菌などを取り除くために、肉の表面をそぎ落とす「トリミング」作業を省いた事にあるという話です。お亡くなりになった方々のご遺族にしてみれば、やりきれないと言いますか、まったく納得できない原因です食のプロとして当然の作業をしてないとは呆れるばかりですが、これも他山の石。どの業界にも、表に出たら呆れ果てるような話しはあります。今回は何故このような問題、呆れるようなクレームが発生するのか、根本は何処にあるのか、どうしたらクレームの発生を防げるのかについて考えてみました。 

 ユッケ  美味いんだよね でも怖いから控えなくちゃ

 2月前になりますが、東京で行なわれた全国中小企業団体中央会のヒアリングに出席しました。静岡県車体整備協同組合の補助金申請に伴って、その可否についての聞き取り審査です。担当理事として出席し、7名の選考委員先生方を相手に、40分間に亘る討論をしました。テレビで見る事業仕分けのような光景だと思ってもらえば結構です。その討論中、呆れるようなクレームという話題が上がりました。先生方曰く「そのようなものは、マニュアルをしっかり作れば無くなる」との話しでしたが、皆さんは如何と思いますか?

 確かにマニュアルは有効ですが、それだけでは駄目です。マニュアルを機能させる為には、少なくとも二つの要因を見直す必要があります。一つは現場作業者の意識です。どんな立派なマニュアルを作っても遵守しなければ意味がありません。

 ある修理工場で、完成検査のチェックシートを作りました。作業者が作業後に一つずつチェックして記入します。タイヤを取外したら、取り付け時にはトルクレンチで規定トルクに締めます。作業後にチェックシートに記入します。工場長が、チェックシートを元に納車前点検しての納車です。立派なチェック体制ですが、お客さんが乗ったらタイヤが外れました 笑い話みたいですが、実際にあった話しです。その工場長から「今までに、あれほど恥ずかしい思いをした事は無かった」と聞きましたから …

 現場作業者は何故、作業してないのに作業したと記入したのか?単にレベルが低いだけなのか?意識を高めていけば解決する問題なのか?と考えていきますと、もう一つの要因に突き当たります。どちらかといえば、こちらの方が大と思われます。二つ目の要因は経営者自身の意識です。

続く


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