車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2011.01.26 Wed
 世の中には様々な業種があり、どれも特有の難しさがありますが、サービス業ほど訳の解らない業種はないと思います。何故なら相手が人だから。私も若い頃は「人は基本的には同じ。話せば解り合える」などと言ってましたが、そんな生易しいものではない。話して解り合えるなら戦争なんて起きません。

 先ず自分の思いや考えを伝える事自体が難しい。コミニュケーションの大半は言葉を使用して行ないますが、右と伝えたはずなのに相手は左と聞いたと主張する。そんな馬鹿な事を、何度も体験してきました。仮に自分の思いや考えが正しく相手に伝わったとしても、全員が同じ反応を示しません。もちろん相手が人間である以上、一般的な反応は想定できます。しかし温度差はあり、稀に正反対の拒否反応を示す方も現れます。もっと突き詰めていけば同一人物でも、その時々の状況次第で様々な反応を示します。更に感情が絡んできますと、理屈で解っても解らないと言う方もでます。

 真に人は難しい。人には個性があり、一人一人は別の存在です。この事は誰でも理解しているようで、意外と解ってない。だから先週お話しした女将の様に、自分がサービスと思うものを押し付ける事が起きてしまいます。あの類の接待を心地よいと感じる人も多いでしょうが、私には合わなかった。不快を感じたから、サインを出したが気付かない。逆に、これだけ接待しているのに鈍い人だと思われた気がします。立場が逆なら、私なら、お客様の出したサインは見逃しません。無視せざるをえない場合もありますが、通常は相手に合わせて変化させます。芯の部分は不動ですが。

 もちろん値段とサービスのバランスもあります。1万円台の料金で、あのサービスなら感激です。コンビニなら、人が入って来たら「こんにちは」と声出しだけで充分です。でも通常より高い料金設定するとか、自社のファンを作ろうとか思うなら、人を十把一絡げで判断していたら無理です。立派なマニュアルを持っている会社もありますが、管理できるのは7割くらい。残りは従事する個人の能力に懸かってきます。先ず最初に以下の事を、理屈ではなく体感として叩き込んでおく必要があります。

1  お客様に、自分の思いや考えを伝える事は難しい
2  お客様は、一人一人が全く別の存在である

 
自分自身がサービス業に従事している絡みもあり、このテーマなら1年続けて書ける気がします。ブログの本テーマから離れますので、あと1回だけ続けます。



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2011.01.19 Wed
 今年は休み明け早々からレッドゾーン突入て感じでヒートアップです。正月気分は30分、持ちませんでした。何年も、こんな感じで過ごしてますと、リペゾウは一年中、仕事だけしてると思われているようです。 まぁ確かに、仕事が頭から離れる日は少ないですが、合間をぬって探索してます。目新しい物太好きな性格もありますが、他業種を見ると商売そのものを考えさせられ、刺激を受ける事が多々あります。業種に関係なく商売の基本は同じ。特にサービス業は何処に行っても考えさせられる事ばかりで…

 正月に両親を連れ温泉です。故人ですが日本を代表するO画伯、ゆかりの宿という事で期待して向かいました「当宿自慢の特別室です」と案内され、入ってビックリ確かに作りは凝っています。窓からの眺めも良い。でも壁紙の端が一部、浮き上がってます。襖の縁も傷だらけだし、他にも リペゾウなら休日出勤して直しときます。致命的ではないが、これが本当に特別室かな?建築当時は立派だったろうに。ローマの遺跡と命名しました。

 夕食は、もっと凄かった。女将が横に付き「この順番で食べないと駄目です。美味しくありません。お刺身は最後にしてください」と指導します。でも、お刺身の下に氷も敷いてありませんから不味い気がします。この女将、早く他の席に行かないかなと思いましたが、動きません。ピッタリと横に付き、とうとう人の箸を取り上げ、海老の身の取り出し方まで指導し始めました

 やっと居なくなりホッそしたら入れ替わりに若女将が来まして「この料理は他では食べられない」と自慢し始めました…リペゾウは海の近くで生まれ育っています。身内に魚屋も居ます。この程度ならと思いましたが、反撃が怖そうなので我慢ですもてなされるのは疲れますお金を払っていても気を使ってしまう。損な性分だなぁ …

 宿のあちらこちらにO画伯の息吹が感じられます。ファンにとっては、これだけで満足でしょう。生前は相当に親しかったと思われます。女将の気位の高さも、この辺りから来ているのか。しかし一つ大きな勘違いをしています。O画伯のような方の感受性は、リペゾウのような一般人と違います。昔、デュシャンという画家がニューヨークの展覧会で、陶製の便器に[泉]と名付け発表しようとし、美術史に残る話題となりました。

 デュシャン 泉  美術館のど真ん中にこれありえないギャップが痛快で面白いです

 教養が根底に潜む非条理とでも言いましょうか、ビートたけし先生なんかにも通じるものを感じます。普通の人が思わず顔を背けてしまう臭いフナ寿司を、「なんて旨いんだ」と頭からバリバリと喰らう様な感受性。これが無かったら、現代美術界で一角の男には成れなかった筈。こういう方は滅多に居ません。しかし商売は普通の人を相手に考えるべきです。
 今日は纏りも無いまま何となく書き始めましたが、書いているうちに乗ってきました。サービス業で、もてなすという事について考えてみます。このテーマで次週も続けます
 


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2011.01.12 Wed
 環境問題に対応するため,各塗料メーカーが、ハイソッリドタイプのクリヤーを相次ぎ発表してます。使い慣れた材料を変更するのは大変ですが、VOCの含有量を一気に下げる事ができます。リペゾウも使用に踏み切りました。

 スターラックス  RM社のスターラックスCPクリヤー

 従来の同社製クリヤーと比べ、1.5倍の樹脂量が混入されています。硬化剤との配合比は3:1ですが、これは見かけ上だけ。RM社の硬化剤は、従来よりハイソッリドタイプが主流で、イソシアネートの含有量は通常の倍です。つまり従来の10:1、3:1、2:1とかの範疇で区切ろうとしても無理。当然の事ながら粘度が高いので、通常のガンでは吹きつけが難しいです。今回使用したガンは、デビルビスのルナ。中圧ガンですから、塗料を押し出す力は見かけ以上に強いです。とりあえずの設定はパターン開度2.0、塗出量開度2.0、手元エアー圧2.0で始めます。使いこんでいきながら微調整します。

 用意したパネルは日産ラフェスタのバックドア。クリヤーは70gを調合します。硬化剤、希釈剤、硬化促進剤、全てを混入して118グラム。カップ内に入れると半分にも足りません。計算上は充分に塗装できる筈ですが、不安です足りるのかな?

 ラフェスタ バックドア 塗装前  ガン内 クリヤー 1

 塗装回数は1.5回。軽くバラ吹きし、フラッシュオフタイムを取らずに仕上げ塗りです。作業時間も短縮されます。

 ラフェスタ バックドア 塗装後 1  ガン内 クリヤー 2

 塗り肌は吹きつけ後に伸びます。最初はと惑いますがコントロールできる範囲での変化です。じきに慣れます。かなり高級感のある肌ですから、軽等の大衆車を塗る時は注意が必要です。綺麗になり過ぎてしまう  驚くべきは、その使用量の少なさです、まだ1/3近く余っているじゃないですかモッタナイデッアフリカの叔母さんに怒られてしまう。調合し過ぎに気をつけないと。

 ドアパネル1枚塗装に50gを考えればいいだろうと思われます。この量で綺麗な肌が作れますし、膜圧も充分に付きます。従来品に比べ、塗装後の肌伸びがある点は慣れが必要です。乾燥時間は従来品より長め。磨き易さは同程度ですか。



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2011.01.05 Wed
 新年明けまして、おめでとうございます。5日あたりになりますと、多くの方が仕事し始めている様子です。私も取引先各社に、年始のご挨拶をして過ごしました。昨年は一年を通じて忙しい状態が続きましたが、今年は更に忙しい状態が続く予感がしております。先の見えない時代の中、真にありがたく、感謝しております

 前にも一度お話ししましたが、私、同業者組合地元支部の役員をしてます。昨今は日本全国どの業種組合も衰退の一途で、私共も同様の状態である事は免れません。数年前には、私自身も脱会しようかどうしようかと、迷った時期がありました。これだけ情報量が多い時代になりますと、組合ルートを通さなくても、必要な情報は全て取れます。大概の方より私の持っている情報量の方が、遥に多いし早いです。組合に在籍していて何のメリットがあるのかと考え込みました。似たような境遇の方も多いのではないでしょうか。

 当時、私が悩んだ末に思ったのは、私自身の成長は、組合という場を抜きにしては語れないという事です。ここに所属してきた中で多くの方に出会い、多大なる刺激を受けて成長しました。一言で言えば「お世話になりました」です。昔はお世話になったが、今は役に立たなくなったからサヨナラする。これは信条に反します。組合という場が自分の歴史には必要だったし、他にも必要としている人達も居るはずです。後に続く人の為にも、この場を整備し、より効果的になるよう残すのは義務だと考え、役を引き受けさせてもらいました。引き受けてみますと思うようにならぬ事ばかりでまあ考えてみれば組合員1人1人が経営者、お山の大将ですから当然です。言いたい事が10あれば、発言するのは2くらいかな気長にやってまいりました。

 昨年度当初より[立ち上がる象]なる企画を実行させてもらっています。私は企画しただけで、実際の運営は30代の二世経営者達が中心です。平日の忙しい中、月一回の勉強会が連続で行なわれました。

 立ち上がる象  ご苦労様です

 板金塗装業という業種は、下請け体質が色濃く残っています。15年程前なら、日本全国のデーラーさんで、板金工場を自前で持っている処は希少でした。デーラーさんはタイアップしている板金工場に仕事を丸投げし、利ざやを取るのが普通です。私の会社もそうですが、デーラーさんにピッタリと付く事で工場をフル回転させてきました。今でも、かなりの割合で、町工場に板金仕事は流れていますが、昔に比べると格段に量は減りました。

 デーラーさんも自前の内製化工場を持つ方が一般的です。内製化したからと、下請けで協力関係にあった町工場を切る事は少ないです。しかし、入庫した事故車の中から難易度の高い仕事、納期が極端に短い仕事、手間の掛かる割に合わない仕事、普通より神経質でクレームが出やすい顧客の仕事、そんな仕事ばかり回ってくるようになりました。楽な仕事は内製化が持ってきます。仕方がない事なんですが…

 我々は仕事は、できます。年季も入っているし気合も入っていますしかし悲しいかな、長年に亘り下請けとして生きてきましたので、仕事の取り方が解らないし、お客様の扱い方も解らない、こんな工場が多いです。この部分を、若い世代を中心にして変えていこうと思っての企画です。彼らが頑張って数十時間のミーティングを重ね、組合のクレド(信条)なる物が完成しました。これは素晴しいです今は価値を解っている方が殆どいませんが、ダイヤの原石そのものです。近いうちに、皆さんにお見せします。楽しみにしていてください。




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