車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2010.08.25 Wed
 お待たせしました。シーリングの続きです。 事故修理した車で発生するクレームの中でも多いのは雨漏りだと思いますが、発生原因として、3つ考えられます。

 ドア等の開口パネルの建て付け不良
 開口部周囲のウェザーストリップゴムの、劣化による張りの減少
 各パネルつなぎ目のシーリング部の亀裂

 1と2が原因の場合は、修理途中での対応が楽です。作業者が注意深く丁寧に作業していれば、発生自体も防げると思います。しかし3が原因の場合は少々、厄介です。
 事故時の衝突により、外力が入力します。大半の車はモノコックボデーですから、入力した外力を車両全体に分散して受け止め、吸収していきます。衝突実験の高速映像を解析してゆきますと、車両を構成する各パネルが振動している様子が解ります。
 
  衝突実験   衝突実験 新車が一瞬で廃車に…

 事故時には、パネル間のつなぎ目に施されているシーリングも、縮んだり伸ばされたりしているはずです。シーリングに弾力が無ければ、あったとしても想定以上の力が加われば亀裂が入ります。シーリングを施してある箇所の全てが、外側から見えるわけではありません。場所によっては確認するだけでも一仕事です。また、確認したから万全とも言えません。というのは、シーリングの内部のみに亀裂が入っている状態も考えられるからです。この場合は、ある程度走行してからシーリング表面にまで亀裂が入り、その時点から雨漏りします。

 仮に、クレームが発生しないような修理をする為に車両全体のシーリングを入れ直したら、修理費は高騰します。 このブログを読んでいる皆さんの中には「車両保険に入っているから心配ない」と思っている方もいると思いますが…上記のような作業は、場合によっては予防整備になりますので保険対象外です

 保険は修理時点で、破損の原因が事故である事が明らかである場合は100%保障してくれます。しかし、将来、発生するかもしれない故障の保障まで、常にするわけではありません。板金職人は事故修理のプロとして、どこまで作業するべきかを、見積段階で決めなくてはなりません。できるだけ正確に判断する為には、事故時の状況を詳しく知る必要があります。同様の事故でも、車の年式や状態によっても作業範囲の設定は変化します。

 過剰でも不足でもない作業設定をする為に必要なのは損傷診断力です。ここがプロとアマの一番大きな差です。プロとして生きていくなら、日々努力です



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2010.08.18 Wed

 夏休みを利用して、スターヒルズを再訪しました。 

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 40年前、Mパパさんは中伊豆に一万五千坪の土地を確保、自らユンボを駆使して山を切り開き、整備を進めてきたとの話しです。その整備は今も続き、随所に整備中の道や空き地、建築途中の建物などが見受けられます。まだまだ発展途上なんだよて感じで、これがまた良いです。125歳までの人生を考えているそうですから、気は長いです。 

  2010_08160007.jpg   2010_08160009.jpg

 スターヒルズはMパパさんの精神を具象化した世界、Mパパワールドです。ここには確固としたビジョンがある事が感じられます。この地は人間再生の場であり、より健康な状態になって帰ってくださいとのメッセージが読みとれます。Mさんから「健康とは環境まで含めて考えるもの」との持論を聞いた事がありますが、この場所に居ると納得できます。豊かさとは何かを改めて考えさせられます。

スターヒルズのHPです   http://www.starhills.co.jp/




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2010.08.11 Wed

 夏休み目前です。先週に続き、シーリングについて書く予定でしたが変更します。続きを楽しみにしていた方はゴメンなさい。

 先週末、Mさんに誘われて朝ヨガに行ってきました。取引先のN社長とT君の二人、金曜夜から別件で、東京から来静。沼津に滞在していたので、お誘いして同行です3人ともヨガは初体験です。目新しいもの大好きな3人ですから、ワクワクです場所は中伊豆のスターヒルズ。早朝にもかかわらず10人程のメンバーが集まりました。若くて素敵な先生の指導に従い、大自然の中での初ヨガです。

 ヨガドック  こんな感じでヨガしました …実はポーズが思い出せません

 ユックリした動作で行ないますが、各筋肉が緊張したり緩んだりしているのが感じられます。1時間ほど掛けて様々なポーズをとりますと、体と心、双方の緊張が取れ、リラックスしていくのが解ります。古代インドから現在まで、廃れる事なく続いてきただけの事はあります。恐るべしヨガ。3人ともハマリました。全員、ヨガマットも購入しました。次回が待ち遠しいです。

 ヨガマット 9ミリのヨガマット、なんと二千円に値引です

 今回の初ヨガは素晴しかったですが、それ以上に、会場のスターヒルズとMパパさんには圧倒されました。こんな場所が日本にあったのかこんな人もいるんだ驚きの連続です。Mさん、誘ってくれてありがとう。感謝



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2010.08.04 Wed
 最近の車の屋根、ルーフパネルの構造が変化してきました。

 カーゴ ルーフ  タント ルーフ   

 一昔前ですと、上記左側の写真のようなルーフが一般的でしたが、今は右側写真のように、左右にルーフモールが組みこまれている車が主流です。ルーフモールの部分を見ます。

 ルーフ モール  モールの下は シーリング  つなぎ目

 中央にルーフパネル、左右両端にルーフレールと3つのパネルを組み合わせて一つの屋根が作られています。パネルとパネルのつなぎ目はスポット溶接を一定間隔で打ち、隙間にはシーリング剤(コーキング剤とも呼ばれる一種の接着剤)を流し、隙間を埋めて防水加工しています。

 このシーリング剤が曲者です。車が走りますと、エンジンの振動や路面からのショックで車全体が振動します。上記写真のようにスポット溶接したパネルとパネルのつなぎ目をミクロン単位で観察すれば、隙間が開いたり閉じたりと変化しています。シーリング剤に弾力があるうちは問題ありませんが、経年変化して硬化してきますと、変化についていけずに亀裂が入ります。亀裂が入れば雨漏り等の問題が発生します。

 カーメーカは10年は保つよう、シーリング剤の材料や注入方法、量等を計算していると思われますが、計算にユトリがないよう感じられます。と言うのは事故した形跡も無いのに、シーリングの亀裂で雨漏りした車を何台か見ています。3年くらいで雨漏りしたりするのを見ると 事故した場合の影響はどうでしょうか…この 続きは来週です。

 ところで最近なんですが、暑さのせいか妙に事故が多い気がします。件数もそうですが、一事故が大きい感じです。夏休みも目前です。皆で気をつけましょう。

 
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