車の再生に命をかけるボディワークス・アルファの板金日記 ≪毎週水曜日 20時に更新≫

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2017.11.01 Wed
久々にやりました。吹付直後は問題無しで、一服して戻ったら、もう垂れていました

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 気温が前日より大幅に下がりましたが、なんとかなると油断していました。やはり横着はいけません。気温に合わせてレデューサー(シンナー)を、速乾タイプに変えないと駄目ですね。それか吐出量を絞るとか、一工夫すべきでした。後悔先に立たず。季節の変わり目は要注意です

 そういえば、そろそろインフルエンザ予防接種の時期です。毎日追いまくられていると、あっという間に夜が来ます。早過ぎます。ちょっと疲れ気味かな


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2017.08.30 Wed
 2トーンを見かける機会が増えたと思っていたら、可愛いのが入庫してきました。

2トーンカラー (1) 

 定期的に流行る2トーンですが、この車のは凝っています。ピンクを先塗りしてマスキングし、それから裏表に白を塗ります。パネル交換時に忠実に再現しようとすると、えらく手間が掛かります。しかもドアハンドル部分で、ラインはアールに変化します。

2トーンカラー (2) 

 自研センターお客様相談室に電話して、「これは2トーン加算の適用外ですよね。」と聞いたら、「適用外ですよ。」との返答です。指数作成当時の2トーンカラーは、パトカーのようにパネル上下で分ける単純なタイプです。現在流行ってるのとは違いますから、アジャスターさんと話し合いで数値を決めます。

 指数の2トーン加算の構成は、調色作業の増加分・準備作業の増加分・マスキング作業の増加分の3つに大別されます。調色と準備作業の増加に変化はなくても、マスキング作業の増加分は倍以上です。協定時の参考用に、作業時間の計測記録を取るのが無難です。

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2017.04.19 Wed
 30年以上前の話題で、サフから隣接パネルまで何センチあればボカシ塗り可能か?なんていうのがありました。どんな色も30センチあれば可能という答えが、一般的だったと思います。どんな色でもといっても、当時は色味のはっきりした色ばかりです。3コートパールすら、未だありません。修理したからといって新車に戻るわけじゃないぞと、お客様に平気で言える時代です。塗料はチープだったけど、気も楽でした最近は面倒な色が次々と出てきてでも職人としては30センチあればボカせると言いたいですよね。今回はボカシ塗りのコツについて語ります

 上手にボカシ塗りするポイントは、塗料を乗せ過ぎないことに尽きます。一度にドカンと載せないで、薄塗りで丁寧に塗り広げていく。下記写真はスバル37Jボカシ塗りの記録です。ガンは岩田のLPH80。エアー圧1.8弱.。吐出量は全開設定。ガンのトリガーは半クラッチ状態で、吹き付け面はセミウェットが基本。とまりの良い水性塗料では、パラパラとミストをかけていく感じです。これで充分に塗れます。

フオレスタ― ボカシ塗り (1) 

 隣接パネルとの幅は23センチほど。許容範囲の仕上りにはギリギリです。

フオレスタ― ボカシ塗り (2) 

 サフ部を覆うように、カラーベースを軽く2回連続塗り。塗り込むのではなく、ミストをかけながら広げていく感じです。

フオレスタ― ボカシ塗り (3) 

 乾燥後に一回り大きく、更に1回塗り。これでカラーベースの塗装は終わりです。がっちり塗り込むと、塗装部分だけが白くブチ状になります。2Kだとリカバリー可能ですが、水性では駄目です。拭き取って塗り直した方が賢明です。

フオレスタ― ボカシ塗り (4) 

 必要量のパールベースに、カラーベースを5%混入し、ボカシ塗り専用塗料を作ります。

フオレスタ― ボカシ塗り (5) 

 ボカシ塗り専用塗料で、カラーベース部を覆うように1回塗り。

フオレスタ― ボカシ塗り (6) 

 更に範囲を広げて、2回目。これでボカシ塗り終了です。

フオレスタ― ボカシ塗り (7) 

 ボカシ塗り範囲を覆うように、、パールベース1回塗り。更にパネル全体を覆うよう2回目。ムラが気になる場合だけ、乾燥後にムラ取りで軽く1回。

フオレスタ― ボカシ塗り (8) 

 乾燥後にクリヤーコートして終了。まあまの出来栄えです

フオレスタ― ボカシ塗り (9)  

 最後に一言です。塗装の基本は薄塗り最低限の膜厚で、必要とされる外観や対候性が発揮できる塗装を目指します。


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2017.04.12 Wed
 マツダのソウルレッドに触発されてですか、各メーカーからカラークリヤーを使用した新色が出てきました。ボカシ塗りで苦労している職人さんも多いと思います。リペゾウも最初の頃は、勝手が分からず苦戦しました。台数をこなした今では楽勝です。この塗装のコツは、焦らず丁寧に、薄塗りを重ねていくことです。ホンダのR565Mのボカシ塗装の作業記録です。使用塗料はRMのオニキスです。

 先に必要量のカラーベースとカラークリヤーを調色し、準備しておきます。今回はカラーベース50グラムとカラークリヤー100グラムを作りました。希釈率は基準の5割増し。かなりシャブシャブです。

R565M (1) 

 カラーベースを必要量だけ、スプレーガンに入れます。

R565M (2) 

R565M (3) 

R565M (4) 

 周辺にミストが飛ばないよう、エアー圧を通常より1割程下げます。吹き付け時の塗膜状態がセミウェットになるよう、トリガーは半クラッチ状態を維持します。サフコート部を隠蔽するように、焦らずに丁寧に塗り広げていきます。

R565M (5) 

 最終的な完成塗膜の膜厚が厚くなるので、1回毎に軽く熱を掛けて水分を飛ばします。送風乾燥よりも加熱乾燥の方が適していますが、パネル温度の注意が必要です。

R565M (6) 

 カラーベースは3回塗りで終了。ここからボカシ塗装に入ります。

R565M (7) 

 ガンに残っているカラーベースの半分量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料①を作ります。

R565M (9) 

 しっかりと、かき混ぜます。

 R565M (11) 

 カラーベースを隠蔽するように、徐々に塗り広げていきます。 

R565M (12) 

 2回塗りで終了です。軽く加熱して水分を飛ばします。まだカラーベースが透けてみえますが、これで充分です。

R565M (13) 

 ガンに残っている混入塗料①と同量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料②を作ります。 

R565M (14) 

 混入塗料①の塗装範囲を隠蔽するよう、混入塗料②で2回塗りします。

R565M (15) 

 必要以上に塗装面が温まってきた様子なので、送風して冷やします。吹き付け時にセミウェットになる状態を維持させます。

R565M (17)

 ガンに残っている混入塗料②と同量のカラークリヤーを追加して、ボカシ塗装用の混入塗料③を作ります。 

 R565M (16) 

 混入塗料②の塗装範囲を隠蔽するよう、混入塗料③で2回塗りします。

R565M (18) 

 ボカシ塗り完了です。

R565M (19) 

 透かして見ても大丈夫です。。最初から最後までトリガーは半クラッチ状態で、吹き付け直後の塗装面が、セミウェット状態であるように維持します。トリガーを引ききってウェット状態になるほど乗せてしまうと、ブチになりボケません。

R565M (20) 

 混入塗料③の塗装範囲を隠蔽するよう、カラークリヤーで1回塗り。エアー圧は通常に戻します。軽く熱を加えてから、カラーベース内のメタリック粒子が露出し目立つ部分がないかをチェックします。更に範囲を広げ、もう1回塗装します。

R565M (21) 

 カラークリヤー塗装終了です。 

R565M (22) 

 シャブシャブの塗料で薄塗りといえど、合計11回塗り重ねています。内部に籠った水分が抜けきるよう、じっくりと熱を掛けます。

R565M (23)    

 乾燥後に通常クリヤーを上塗りして完成です。

R565M (24)  

 腰を据えて作業すれば、それほど技術的には難しくありません。後日のクレームの心配もありますから、通常塗装の倍の時間を掛けるつもりで取り掛かる方が良いと思います。塗装範囲を、今回の半分くらいまで縮めることは可能です。

 
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2017.02.22 Wed

 DSCF5107.jpg 

 スマアシ装備でも、突っ込む時は突っ込みますフロント回りの外板パネルは総取替ですが、全て樹脂パネル。バンパー塗装時と同様に、色味やメタの立ち具合が微妙に変わります。薄い色の場合は、気を使います。

 樹脂パネル (2) 

 フロントフェンダーパネルを新品取替して、フロントドアにボカシ塗装しています。許容範囲には入っていますが割増料金を貰えるなら、再塗装したいところですね。

 この車の作業していて、アレっと思ったのがボンネットです。パネル裏側の作りが変わりました。黒色の樹脂パネルが接着されています。

 樹脂パネル (1) 樹脂パネル (4) 

 塗装されていませんので、ミストが飛ばないように、塗装時のマスキング作業が必要になります。この作業は、従来の塗装指数の想定外になるのでは?とりあえず、作業項目を付け足してみようかな

 樹脂パネル (3) 


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